高山祭2018秋の日程や屋台の特徴は?駐車場や渋滞回避する方法についても紹介!

岐阜県高山市で毎年春と秋の年二回に渡って開催されているのが高山祭になります。

春は「山王祭」、秋は「八幡祭」の名称で親しまれているのですが、どちらもその祭礼でしか見ることのできない屋台が登場するようになっています。

今回は秋の高山祭のイベント情報や八幡祭に登場してくる屋台の特徴について紹介します。

高山祭とは?


出典; お祭り大好きニッポン人‼

16世紀後半から17世紀に始まったとされる高山祭は春と秋の二回にわかって祭りが行われるようになっています。

春の祭礼を「山王祭」、秋の祭礼を「八幡祭」と呼ばれているのですが、高山祭とはこのふたつを指す総称になります。

同じ地域でも成り立ちの違いによって気質が違うお祭りになっているふたつの祭礼。

大きな違いとしては、春の「山王祭」は高山市の南半分の氏神様を祀る「日枝神社」

一方、秋の「八幡祭」は北半分の氏神様を祀る「桜山八幡宮」の祭礼になっています。


出典;日本のお祭りイベント

ちなみにこの高山祭は京都市の「祇園祭」、埼玉県秩父市の「秩父夜祭」と並んで日本三大美祭ともされています。

高山祭2018秋の日程は?

岐阜県高山市の秋の一大イベントにもなっている秋の高山祭(八幡祭)ですが、毎年10月9日・10日の二日間で行われています。

2018年の開催日時とスケジュールなどが決定していますので、ご確認ください。

開催日時

開催日時 2018年10月9日(火)~10月10日(水)
※雨天の場合中止、順延なし
開催時間 8:00~21:00
開催場所 櫻山八幡宮(高山市桜町178)周辺
地図

スケジュール

2日間に渡って行われる秋の高山祭のスケジュールについてはこちらになります。

■10月9日(火)

イベント内容 時間 会場
屋台曳き揃え 9:00~16:00 境内表参道
からくり奉納 12:00~・14:00~ 八幡宮境内
屋台引き回し 13:30~16:00 町中を巡回
御神幸(祭行列) 13:00~15:00 八幡宮表参道出発
宵祭 18:00~21:00 八幡宮表参道~下二之町~安川通り~下一之町

 

■10月10日(水)

イベント内容 時間 会場
屋台曳き揃え 9:00~12:00 境内表参道
12:00~16:00 各屋台蔵近辺
からくり奉納 11:00~・13:00~ 八幡宮境内
御神幸(祭行列) 8:30~11:30 八幡宮表参道出発
13:30~16:00 お旅所を出発

高山祭 秋(八幡祭)の屋台・特徴は?


出典; ひだほっ ぶろぐ。

春の山王祭、秋の八幡祭と年二回にわたって開催されている高山祭ですが、どちらの祭礼にも屋台が登場するようになっています。

春の山王祭では総勢12台、秋の八幡祭では総勢11台の屋台が登場するのですが、二つの祭礼で登場する屋台は一緒ではなく全く違った屋台になります。

秋の高山祭に登場する11台の屋台や特徴についてがこちらになります。

 

■神楽台(かぐらたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:屋台行列の先頭で屋台囃子(やたいばやし)を奏でる

 

■布袋台(ほていたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:布袋と唐子(からこ)のからくり人形

 

■金鳳台(きんぽうたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:初期の屋台の風格をもつ形態美

 

■大八台(だいはちたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:大八車三輪(だいはちぐるまさんりん)、屋根の前後に大金幣束(きんぺいそく)

 

■鳩峯車(きゅうほうしゃ)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:綴錦織(つづれにしきおり)の胴幕、見送幕

 

■神馬台(じんまたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:神馬の人形、胴幕に般若の大きい刺繍

 

■仙人台(せんにんたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:唐破風(からはふ)の屋根、仙人の人形

 

■行神台(ぎょうじんたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:正面に出入口あり、行神の人形

 

■宝珠台(ほうじゅたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:屋根に1対の大亀、水煙つき宝珠3個を飾る

 

■豊明台(ほうめいたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:外側に御所車がつく、多様な装飾

 

■鳳凰台(ほうおうたい)


出典;高山市公式観光サイト

特徴:谷口与鹿(たにぐちよろく)が彫った獅子の大彫刻、金具を多く使用

 

これら11台の屋台はそれぞれ特徴があり、春の山王祭で登場してくる屋台とはまた違った見どころがあります。

二つの屋台の違いを一言で表現すると、春の山王祭は質実剛健、秋の八幡祭は豪華絢爛といった違いになるのかもしれませんね。

高山祭 秋(八幡祭)の見どころは?

屋台曳き揃え


出典; トリップアドバイザー

豪華爛漫な屋台が登場する高山祭(八幡祭)ですが、その中でもお勧めしたいのが「屋台曳き揃え」です。

この屋台曳き揃には、国の重要有形民俗文化財である八幡祭の総勢11台の屋台が登場するのですが、それら全てが表参道などに曳き揃らるようになります。


出典; ze-ssan.com

彫刻や見送幕、細部の構造などは屋台によって異なっていますので、その違いを鑑賞するだけでも十分楽しむことができるようになっています。

ちなみに曳き揃えの後には屋台引き回しが行われるようになるのですが、その行事の際に登場する屋台は全部で4台。

八幡祭に登場する全ての屋台が揃うのはこの曳き揃だけになりますので、見逃せないポイントで間違いないありません!

屋台曳き揃えが行われる日時や場所、ルートについては下記の通りになります。

時間 場所
9日 午前9時頃から午後4時頃まで 表参道
10日 午前9時頃から正午頃まで 表参道
正午頃から午後4時頃まで 表参道、各屋台蔵前、江名子川沿い

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出典;高山公式観光サイト

御神幸(祭行列)

八幡祭では「御神幸(祭行列)」も見どころの一つになります。

この御神幸(祭行列)とは、闘鶏楽(とうけいらく)、裃姿(かみしもすがた)といった昔ながらの伝統の衣装に身をつつんだ総勢数百名の大行列をなし町を練り歩く催しになります。


出典; goinjapanesque.com

総勢数百名の大行列が、お囃子や雅楽などを披露しながら町を巡る姿を見ているだけで昔にタイムスリップした気分を味わえること間違いなしです。

御神幸(祭行列)が行われる日時・ルートなどについては下記の通りになります。

時間・ルート
9日 午後1時頃に八幡宮表参道を出発。
10日 午前8時30分頃に八幡宮表参道を出発、午後1時30分頃にお旅所を出発。

御神幸順路については下記をクリックすると確認できます。
御神幸順路MAP

からくり奉納

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出典; BIGLOBEウェブリブログ

八幡祭の屋台の一つ「布袋台」には屋台の先頭にからくり人形が備え付けられており、そのからくり人形を使ったからくり奉納も見どころの一つになります。

このからくり奉納は、1日2回八幡宮境内で披露されます。

綱さばきによってからくり人形を操るようになるのですが、2体の唐子がアヤを渡って布袋に飛び移り、布袋が軍配を一振りする巧妙なからくりが見どころになります。


出典; YouTube

からくり奉納が行われる会場・スケジュールについては下記の通りになります。

時間 場所
9日 正午頃と午後2時頃から 八幡宮境内
10日 午前11時頃と午後1時頃から

宵祭

秋の高山祭(八幡祭)の屋台でもう一つの魅力にもなるのが宵祭になります。


出典; MATCHA

この宵祭は、100個もの提灯を灯した屋台が町を巡り各屋台蔵へと帰って行くようになるのですが、昼間に見た豪華爛漫な屋台とはまた違った姿を見せてくれます。

ゆらゆらと揺れる提灯の明かりがどことなく寂しさを感じさせ、伝統の曳き別れ歌「高い山」を歌いながら屋台蔵に返す姿は秋の情感を感じさせてくれるでしょう。

宵祭が行われる日時や場所、ルートについては下記の通りになります。

時間 ルート
9日 午後6時頃から午後9時頃まで 八幡宮表参道

下三之町

安川通り

下一之町へ

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出典;高山公式観光サイト

高山祭 秋(八幡祭)のアクセス・駐車場

秋の高山祭(八幡祭)の会場にもなっている櫻山八幡宮へのアクセス方法がこちらになります。

電車 JR「高山駅」から徒歩約20分
地図
中部縦貫自動車道「高山IC」から車で約10分
地図

駐車場について

秋の高山祭(八幡祭)では臨時駐車場が用意されているのですが、朝一からの利用はできなくなっており市営・民営の駐車場がいっぱいになった際に解放されるようになっています。

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出典;高山市公式観光サイト

臨時駐車場として解放される場所はこちらになります。

・真光匠ヶ丘臨時駐車場(高山市匠ケ丘町203付近)
・駅西臨時駐車場(高山市昭和町1-59)
・西小学校臨時駐車場(高山市総和町2丁目18−1) ※市営・民営駐車場が満車の際に開設
・北小学校臨時駐車場(高山市桐生町2−21) ※市営・民営駐車場が満車の際に開設
・真光本部駐車場(高山市上岡本町2丁目596-1) ※大型バス専用

早い時間に会場に向かわれる方は市営・民営駐車場を利用することをおすすめします。

それでも春・秋ともに高山祭りには毎年約20万人もの人手がありますので、車を停めるのも一苦労すると思われます。

こちらが比較的大きな駐車場になりますので、この辺りから狙っていかれるといいですね。

■空町駐車場

住所 高山市馬場町2-115
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 132台
営業時間 24時間

 

■えび坂駐車場

住所 高山市馬場町2丁目1−1
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 55台
営業時間 24時間

 

■神明駐車場

住所 高山市神明町4−18
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 55台
営業時間 24時間

 

■弥生橋駐車場

住所 高山市大新町1-2
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 21台
営業時間 24時間

 

■花岡駐車場

住所 高山市花岡町2-14-4
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 157台
営業時間 24時間

 

■天満駐車場

住所 高山市名田町2-3
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 104台
営業時間 24時間

 

■不動橋駐車場

住所 高山市七日町2-135-1
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 62台
営業時間 24時間

 

■駅西駐車場

住所 高山市昭和町1-22-10
地図
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)
収容台数 130台
営業時間 24時間

遅い時間から行くと市営・民営駐車場は埋まっている可能性が高いので、臨時駐車場を利用するのが良さそうですね。

臨時駐車場からはシャトルバスが運行していますので、そちらをご利用ください。

■シャトルバス運行時間

時間
9日 9:00~21:00
10日 9:00~16:00

渋滞回避する方法は?

交通規制についてですが、秋の高山祭(八幡祭)では高山市の北半分に交通規制がかかるようになっており、地図で表すとこのようになります。

交通規制がかかってしまうと毎年かなりの混雑が発生します。

中でも車でいかれる方は街の中心部に向かうにつれて車が動かなくなってしまいますので早い時間に現地に向かわれる方はいいのですが、遅い時間に行かれる方は注意が必要です。

渋滞を避ける方法としては、やはり早めの行動が一番かと思いますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は高山市で行われている高山祭(八幡祭)について紹介させていただきました。

日本三大美祭とも選ばれている祭りになるので、見に行く価値はありです。

秋の高山は癒しのポイントにもぴったりになっていますので、気になっている方はぜひ一緒に高山祭もご覧になってくださいね。

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