九州・福岡で毎年9月の決まった日程で開催されている祭り『筥崎放生会』。
例年一週間に渡って開催されているこの祭りは、1000年以上の歴史を持ち、博多三大祭りの一つにも数えられるほど人気な祭りとなっています。
さらにたくさんの露店が出店される他、祭りの期間中でしか販売されない限定商品もあることから、例年100万人以上の来場者訪れる人気の祭りとなっています。
そんな筥崎放生会の日程や楽しみ方・オススメな駐車場について紹介します。
筥崎放生会とは?
出典;BIGLOBE
福岡の筥崎宮で行われている放生会(ほうじょうや)ですが、春の博多どんたく、夏の博多祇園山笠と並び、博多三大祭りの一つとして数えられています。
正式な名称は「筥崎宮放生会大祭」(はこざきぐう・ほうじょうやたいさい)といい、その歴史はなんと1000年以上。
このように長い歴史を持つ筥崎放生会には、例年100万人以上もの来場者があるお祭りとなっています。
さらに「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」という意味を持つこの祭りには、たくさんの屋台が出店されることも知られています。
入手困難な「放生会おはじき」なども販売されており、それ目当てに発売前日の夜から並ばれる人もいるほど人気なものまで販売されています。
筥崎放生会2018の日程・時間について
出典;筥崎宮公式サイト
毎年9月に開催されている筥崎宮の放生会ですが、日程は9月12日から18日までの一週間となっています。
詳しい時間などがこちらになります。
開催日 | 9月12日(水)~18日(火) |
開催時間 | 10:00〜21:00頃まで ※終了は露店の営業時間にも関係します |
会場 | 筥崎宮、その周辺 |
住所 | 〒812-0053 福岡市東区箱崎1-22-1 |
地図 | |
アクセス |
■電車でのアクセス 【福岡市営地下鉄】 箱崎宮前駅下車→徒歩3分(1番出口) 【JR鹿児島本線】 箱崎駅下車→徒歩8分 ■バスでのアクセス ■車でのアクセス |
車でのアクセスも可能となっていますが、祭り期間中の筥崎宮周辺はかなりの混雑が発生しますので、できる限り公共交通機関を利用して現地に行かれた方がいいかと思われます。
筥崎放生会は台風など雨天の場合はどうなるの?
基本的に露店などの営業に関しては各店舗の判断によって営業か撤去かは決まってくるそうです。
ちなみに昨年の2017年は祭りが開催されていた期間の台風の接近により、屋台の営業時間などが短縮されるなどされていました。
ステージイベントなどの関しては公式サイトで中止などのお知らせがされるようになっていますので、気になる方は下記のリンクから確認されるといいと思います。
公式サイトはこちら。
それでも、せっかくのお祭りなのでぜひとも開催してもらいたいものですね♪
筥崎放生会2018の楽しみ方
出典;Instagram
筥崎放生会には例年たくさんの露店が出店されることでも有名で、この露店目当てにたくさんの来訪者が訪れるといってもいいでしょう。
その露店の店舗数はなんと500店舗!
これらの露店は「見世物エリア」「食べ物エリア」「植木・陶器エリア」という感じに大きく3つの分類に分けることができ、それぞれを楽しむことができます。
見世物小屋エリア
まず最初に紹介するのが、見世物小屋エリアになります。
見世物エリアで最初に登場してくるのが名物『お化け屋敷』。
出典;Instagram
昔のお祭りではよくお化け屋敷が露店として登場してきたものですが、最近では滅多に見ることがなくなりましたよね。
そんな貴重な体験ができるのも筥崎放生会ならではとなります。
怖いかは実際に入ってみてのお楽しみなのですが、最近ではゲゲゲの鬼太郎などの妖怪ブームですのでお化け屋敷にも力が入っていることは間違いないでしょう!
もう一つはエリアの名前にもなっている見世物小屋になります。
先ほどから何度かお伝えしている「見世物小屋」とは、露店の人による客引きの行為の口上アナウンスのようなものになります。
客はその言葉巧みなアナウンスを聞くと、怖いもの見たさに禁断の見世物小屋に吸い込まれていくようになります。
見世物エリアにはたくさんの露店が並んでいますから、このアナウンスを聞くだけでも十分価値はあるでしょう。
食べ物エリア
続いて紹介したいのが祭りで欠かせない食べ物エリアになります。
お祭りというと当たり前のように食べ物の露店が並ぶのですが、箱崎放生会ならではの屋台を見ることができます。
金魚すくいなどは一般的なお祭りでよく見る光景ですが、うなぎ釣りができるお祭りはなかなかないですよね?
それができるのも筥崎放生会ならでは!
実際に釣ったうなぎはその場で蒲焼きにもしてくれますし、できたての蒲焼きはまさに、最高の一言でしょう!
さらに筥崎放生会名物といえば「新生姜」になります。
出典; Twitter
「なんで生姜!?」と思われるかと思いますが、昔の筥崎は農家でショウガを栽培していたことから採れたてのショウガを放生会の露店で売ったことが始まりとなっています。
以来、放生会では緑色の葉がついた新ショウガを露店で販売するのが当たり前の光景となっています。
植木・陶器エリア
出典;Gooブログ
最後に紹介するのが植木・陶器エリアとなり、ここも見逃せないポイントとなります。
植木・陶器エリアは見世物エリヤや食べ物エリアと違い、どちらかといえばゆっくり屋台を散策したい方にオススメなエリアとなります。
値段交渉などをしながら露店を散策できる他、筥崎宮境内では池坊いけばな展、ぼんぼり献燈 (廻廊・福博の知名士奉納のぼんぼり)などの展示を楽しむことができるようになっています。
2年に一度の神輿行列
出典;YouTube
筥崎放生会では神輿行列も見どころの一つになっています。
この神輿行列は1000年の歴史を伝えるもので、清道旗と呼ばれるおしるしを先頭にし、神輿と氏子さん達が町中を練りあくるイベントなっています。
しかし、この神輿行列が行われるのは2年に一度の奇数年となり、偶数年となる2018年はこのお神輿行列が行われることはありません。
ちなみに神輿行列が行われた昨年2017年スケジュールはこのようになっていました。
筥崎宮を出たお神輿が九大病院箱崎小学校などを周り頓宮に到着するようになります。
12日に通ったルートを逆走し筥崎宮へと戻ります。
筥崎宮に到着する寸前で最後の数百メートルが一番の見どころとなり、必死に走る氏子さん達の姿には大きな声援が集まります。
2018年はこのお神輿行列が見れないのはかなり残念ではありますが、来年の楽しみに取っておきましょう。
筥崎放生会2018で手に入れたい2つの名物
出典; Twitter
筥崎放生会では祭り期間中のみ限定販売されているものが2つ存在します。
これから紹介する2つは筥崎放生会の名物と言ってもいいほど人気なもので、こちらを購入するために例年たくさんの人が列を作ります。
その1、おはじき
出典;白彫会
まず1つ目が『おはじき』になるのですが、一般的に親しみのあるガラス製ではなく土製で作られたおはじきとなります。
特徴としてはガラス製のものと違い土製でできたおはじきは柔らかい色合いなのが特徴となっています。
ちなみに箱崎放生会で販売されるおはじきは毎年決まったテーマによって作成されており、2016年のテーマは『和食』ということでこのようなおはじきが作られていました。
出典;白彫会
さらに過去に作られたテーマはこのようになっています。
2002年 博多の名物と四季の花
2003年 博多のレトロ
2006年 寿・縁結び
2008年 放生会
2010年 世界遺産
2011年 祝・九州新幹線
2013年 悠久の歴史 伊勢と出雲
このように毎年のテーマによって作成されている点が一番の人気ポイントとなっています。
ただ昨年の2017年には筥崎放生会での販売が中止に…。
理由は、人気過熱により近隣からの苦情やおはじきを作っている方などの高齢化によりたくさん生産することが難しくなった為と言われており、これが箱崎放生会での販売中止の理由となっています。
それでも2018年の3月に「筥崎宮おはじき」が20種類発売されていましたので、もしかすると購入するチャンスはあるのかもしれませんね。
2018年の筥崎放生会での情報は上がっていないのですが、購入できることを願いたいですね。
その2、ちゃんぽん
出典;コロコロスタイル
もう1つの限定商品は『ちゃんぽん』。
長崎で有名な食べ物のちゃんぽんと同じ名前になることから、そちらをイメージしがちですがこちらのちゃんぽんは吹いて鳴らす楽器になります。
このちゃんぽんという名前に由来ですが、吹いた時の音色が「チャンポン〜」と聞こえたことからその名が付いたと言われています。
実際の音色は聞いたことがないのですが、個人的には本当にそのような音がするかとても気になるところでもありますねw
このちゃんぽんは熟練の巫女さんが1つずつ丁寧に絵付けをされているとのことで、こちらもなかなか大量生産が難しく人気となっています。
値段は3000円〜9000円となっているのですが、すぐに売れてしまうこともあり、購入するには前日の夜から並ばないといけないとか…。
それでも、欲しい人からするとそれほどまでしてでも手に入れる価値のあるものでしょうし、お土産に持って帰っても喜ばれそうですね。
入手するのはとても大変ですが、気になっている人は頑張って並んでみましょう♪
筥崎放生会2018の駐車場・交通規制について
筥崎放生会が開催されている期間は宮前駐車場の他に、国道3号線を挟んだ反対側に特別の駐車場が用意されることになります。
場所としてはこちら。
出典;筥崎宮公式サイト
それでも祭り期間中はかなりの人出がありますので、用意されている駐車場がいっぱいという可能性が非常に高くなります。
ちなみに会場近くには「ゆめタウン博多」があるのでそちらに駐車して祭りに行かれる方もいるそうですが、長時間の駐車時はゆめタウン側にも迷惑がかかってしまうので、駐車される際は自己判断でお願いします。
それでもゆめタウンでお買い物をされたり食事されると駐車料金が無料になるサービスがあるようです。
その他の有料駐車場についてですが、筥崎宮の周辺にはかなりの駐車場があります。
それでもほとんどの駐車場は10台未満と収容台数が少なく、特に放生会の期間中は埋まっていることが多いでしょう。
それらの中で比較的収容台数が多い駐車場がこちらになります。
名称 | タイムズ箱崎一丁目 【青】 |
住所 | 福岡県福岡市東区箱崎1-4 |
収容台数 | 29台 |
料金 | 月〜金 08:00-15:00 30分 200円 15:00-08:00 60分 100円 【長時間割引】 15:00-08:00 最大料金300円 土・日・祝 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約3分 |
名称 | Dパーキング箱崎一丁目第4 【紫】 |
住所 | 福岡県福岡市東区筥松2-27-37 |
収容台数 | 26台 |
料金 | 07:00〜19:00 40分 100円 19:00〜07:00 60分 100円 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約1分 |
名称 | AZBパーキング箱崎 【緑】 |
住所 | 福岡県福岡市東区箱崎2-18-18 |
収容台数 | 21台 |
料金 | 終日 ¥100 60分 (9/12-18)放送会 終日 ¥400 60分 (12/30-1/5)年末年始 ¥400 60分 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約8分 |
名称 | タイムズ馬出第3 【黄色】 |
住所 | 福岡県福岡市東区馬出4-13 |
収容台数 | 17台 |
料金 | 08:00-19:00 60分 100円 19:00-08:00 90分 100円 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約8分 |
名称 | タイムズ箱崎第3 【茶色】 |
住所 | |
収容台数 | 14台 |
料金 | 08:00-19:00 30分 100円 19:00-08:00 60分 100円 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約3分 |
名称 | タイムズ馬出第4 【黒】 |
住所 | 福岡県福岡市東区馬出5-23 |
収容台数 | 13台 |
料金 | 07:00-19:00 60分 100円 19:00-07:00 90分 100円 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約5分 |
さらに会場の筥崎宮から少し離れた場所の駐車場でも可能という方は、比較的収容台数が多いこちらの駐車場がオススメとなります。
名称 | タイムズミスターマックス吉塚店 【青】 |
住所 | 福岡県福岡市東区馬出6-1 |
収容台数 | 178台 |
料金 | 10:00-21:00 60分 200円 21:00-10:00 60分 100円 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約16分 |
名称 | タイムズ福岡県庁東 【緑】 |
住所 | 福岡県福岡市東区馬出1-9 |
収容台数 | 132台 |
料金 | 08:00-20:00 30分 200円 20:00-08:00 90分 100円 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約13分 |
名称 | タイムズ原田 【黄色】 |
住所 | 福岡県福岡市東区原田2-21 |
収容台数 | 40台 |
料金 | 08:00-20:00 30分 100円 20:00-08:00 60分 100円 【長時間割引】 |
筥崎宮までの距離 | 徒歩約15分 |
せっかく楽しいお祭りも、駐車場探しに苦労しては疲れて楽しむこともできなくなってしまいます。
一番は公共交通機関を利用して会場に行かれることをオススメしますが、もし車で行かれる際は多少遠かったり料金が高かったとしても空いている駐車場があるのなら利用される方がいいと思いますね。
みささんはお祭りなどの混雑するイベントなどに行かれた際に、駐車場探しに困ったことはありませんか?
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まとめ
いかがでしたか?
1000年以上の歴史を持つ祭りだけあって、独特の雰囲気を味わえるのも筥崎放生会の魅力の1つとも言えるでしょう。
昭和の祭りの雰囲気を楽しみたい方はぜひ筥崎放生会へ足を運んでみてくださいね♪