【国内唯一】女性山岳遭難救助隊・依田紗季とは?顔画像やプロフィール、きっかけなどについて紹介!

長野県警山岳遭難救助隊員として活動されている依田紗季さん。

厳しい環境での活動が多い山岳救助隊はそのほとんどが男性隊員という中で、国内女性唯一の山岳救助隊として活躍されています!

今回はその中で頑張っている依田紗季さんのプロフィールや山岳救助隊になろうと思ったきっかけなどについて紹介します。

国内女性唯一の山岳救助隊・依田紗季さんのプロフィール

依田紗季(よだ さき)

生年月日:1991年7月26日 (27歳)

身長:160cm

血液型:A型

出身地:長野県上田市

所属:長野県警山岳遭難救助隊

国内唯一の女性の山岳救助隊として活躍されている依田紗季さん。

幼い頃からスポーツ神経が抜群だった彼女は、中学生から大学までソフトボールで汗を流していました。

都内の大学を卒業した2014年には、長野県警に採用され警察官の道へ。

登山経験は富士山しか登頂したことがなかったが、彼女の体力と熱意を買われて山岳救助隊の一員に。

夜勤明けや休日には自宅と近くの弘法山古墳を走って更なる体力強化を。

さらには、スポーツジムで筋力トレーニングや自宅でのザイルの結び方の練習など山岳救助隊に不可欠な技術の取得を日々はかられているようです。

映画がきっかけで山岳救助隊を目指すことに!


出典;https://yamahack.com

山岳救助隊として活躍されている依田さんですが、なぜ過酷な現場が多い山岳救助隊になろうと思ったのかが気になるところですね。

それは、2011年の公開されていた映画『岳』を見たのがきっかけだったそうです。

この映画は女優・長澤まさみさんが演じる女性主人公が、一人前の救助隊員へと成長していく映画となっていました。

映画を見た依田さんは、自分と同じ女性の山岳救助隊員が活躍されている姿にとても感動し山岳救助隊に憧れを持ったそうです。

生まれ育った長野県の北アルプスが舞台になっていたことも、強く憧れを持つ動機だったと言われています。

そのようなこともあり『自分も生まれ育った長野県で山岳救助隊として働きたい!』と思ったのも一番の理由だったようです。

しかしそんな彼女ですが、登山経験は学生時代に登った富士山の一度だけ…。

それでも運動で磨かれた気持ちの強さや責任感の強さから、見事目標を達成されています。

まだまだ経験不足な面はありますが、女性登山者に対応を彼女がすることによって相手の心理的負担は少なくなることは確実。

それでも

「安心と優しさを与えられる救助隊員に」

を目標に日々の業務に取り組まれている彼女。

これからの活躍がとても楽しみです。

山岳救助隊の活動とは?


出典;https://twitter.com

最近の登山ブームによりテレビニュースなのでよく耳にするようになった「山岳救助隊」ですが、一体どのような活動をされているのでしょうか?

通常は山岳遭難が発生した際のレスキュー活動が活動のメインとなっています。

ここ数年では、2014年に起きた御嶽山噴火災害で派遣されていることがありました。

この時は、自衛隊などとも協力しながら多くの登山者を救助されたことを記憶されている方も多いのではないでしょうか。

この災害では、山岳救助隊や高度救助隊で編成された緊急消防援助隊が派遣されており、山岳遭難における救助活動では欠かせない組織となっているのです。

このように山岳遭難などのレスキュー活動が行われている中で、年々増加する山岳遭難を防ぐ活動も行われています。

実際に登山者講習に出向いて安全対策の講習活動を行い、安全に登山を楽しんでもらうための活動などが行われています。

山岳救助隊はどんな人で構成されている?


出典;https://greenfield.style

山岳遭難が起こった際に人命救助を向かう山岳救助隊は、山岳部の険しい地形や天候の悪い状況下で難しい人命救助に当たる業務となります。

言わば、人命救助プロフェッショナルに当たるこの集団。

中でも長野県警の山岳遭難救助隊は全国屈指の技術を持つと言われている救助隊と言われています。

ということからその技術の高さに憧れて入隊を希望される方も多いと言われています。

ちなみに北アルプスの山岳救助隊になるには最低限必要な能力についてこのように書かれていました。

人間を背負い山道を30分歩ける体力があること。
技術的には写真の様な所を自在に登れること。
最低日赤救急法普通をマスターしておくこと。
山岳で多用するロープ操作法は無意識に出来ること。
簡単な気象学は身に付けること。
気象予報士までの知識は要りません。
最低限必要な能力です。
出典;https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

こちらはヤフー知恵袋に書き込まれていた内容になるのですが、どれだけの能力が必要なのかがよくわかりますね。

実際に入隊するには、自分で志願して試験を受ける方法と人命救助などの実績が上司から評価され推薦を受ける2つの方法となっています。

そして総合的な判断を元に辞令が交付され、晴れて山岳救助隊になることができるそうです。

しかし過酷な現場での人命救助は強い使命感冷静な判断力が求められる業務になるので、狭き門というのは間違いないでしょう。

北アルプス山岳救助隊の現状


出典;https://www.asahi.com

日本アルプスは、本州の中部地方にある以下の3つの山脈のことを言います。


出典;https://zatsuneta.com

・飛騨山脈(北アルプス):富山県・岐阜県・長野県・新潟県の4県にまたがる山脈
・木曽山脈(中央アルプス):長野県に存在する山脈
・赤石山脈(南アルプス):長野県・山梨県・静岡県の3県にまたがる山脈

 

その中でも長野県が位置する北アルプスは、救助される人数が最も多い過酷な現場と言われています。


出典;https://www.pref.nagano.lg.jp

全国屈指の技術を持っている長野県の山岳救助隊でも、残念ながら年々救助される方が増えているのが現状です。

アルプス登頂を目指す方であればある程度の登山経験はある方と思われますが、自分の力量を過信せず予期せぬ事態に備えて万全な状態で登山を願いたいですね。

全国で山岳救助隊に救助される人数は?


出典;https://mainichi.jp

最近では健康ブームということから、趣味で登山を始めるという方も多いと思います。

そこでぜひ趣味で登山を始めようとする方なのどに知ってもらいたいのが全国の山岳遭難の現状です!

以下の図は過去10年間の山岳遭難を表したものになります。


出典;http://alm-nomura.com

右肩上がりに年々件数が増加していることが見てわかりますね。

2017年は1年間合計の遭難発生数が2583件、死亡者+不明者が3111人と過去最悪となっています。

ちなみに発生している山岳遭難の中でも約8割が40歳以上。

さらにその中の半分の遭難者が50歳以上になっているようです。

遭難の状況別でみると、道に迷って遭難するケースが最も多く、遭難件数全体の約4割を占めています。

次に多いのが滑落や転倒による事故が3割強となっています。

登山を趣味で楽しまれている方やこれから登山に挑戦しようとされている方も山岳救助隊の方などが行なっている講習を受け、しっかりとした知識を持った上で安全に登山を楽しんでもらいたいと思います。

まとめ

今回は山岳救助隊の依田紗季さんについて紹介させていただきました。

山岳救助隊になって活躍されることはもちろんのことですが、今回注目が集まったことで少しでも山岳救助隊の活動や現状が認知されることを願いたいですね。

それに加えて、世間への山岳遭難や登山をする際の注意点などが理解してもらえいると嬉しいです。

依田さんの活躍を期待しましょう!

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