毎年8月の上旬に福島県郡山市で行われる「郡山うねめまつり」。

3日間に渡り開催され、立ち並ぶ屋台と様々な催し物が魅力的です。

また、若者の参加者が多いのでとても活気の溢れたお祭りになります。

今回はそんな郡山うねめまつり2019の日程や交通規制や花火などについてご紹介します。

郡山うねめまつりとは？

出典；http://tabico.jp

郡山うねめまつりとは、福島県郡山市で毎年8月上旬に行われるお祭りです。

昭和40年に、地元の人により「皆が一体になれるお祭りを開きたい」という思いから、郷土の伝説である釆女(うねめ)物語をテーマにして作られました。

郡山うねめまつりの「うねめ」は、この采女物語からきているんですね。

采女物語について

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約1300年前、陸奥の国安積の里（現・郡山市）は冷害が続き朝廷への貢物ができないほどでした。

このため奈良の都から巡察使葛城王が訪れ、里人たちは窮状を訴え貢物の免除をお願いしました。しかし、王はその願いは聞いてくれません。

その夜、王をもてなす宴が開かれると王は里長の娘、春姫を見そめました。

春姫は心から王をもてなし、

安積山影さえ見ゆる 山の井の 浅き心を我が思わなくに

どうしてご機嫌が悪いのですか。安積山のふもとに山の井の清水があります。
安積山の影を水面に映し、浅い井戸のように思われますが、どうして、どうして、とても深い清水です。
それと同じで私たちが王をお慕いしている気持ちはとても深いものです。どうかご機嫌を直して下さい。
「安積釆女とその時代」より（今泉正顕氏著）
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王は大喜びし、春姫を帝の采女（皇に近侍し身の回りの雑事を行う女官）として献上することを条件に、安積の里は貢物を3年間免除されることになります。

しかし、春姫には次郎という許嫁がいたのですが、悲しみをこらえて別れることになりました。

春姫は都で帝の御寵愛を受けましたが、中秋の名月の夜、許嫁の次郎恋しさに猿沢池で入水したように見せかけ、安積の里に戻ります。

しかし、次郎はすでになくなっていたのです。

雪の降る夜、春姫はあとを追って次郎と同じ山の井の清水に身を投じました。

やがてみちのく安積の里にも春が訪れ、山の井の清水のまわり一面に名も知れぬ薄紫の美しい可憐な花が咲き乱れていました。

その花は、あの世で結ばれた愛で咲いた花で「花かつみ」であると言われるようになりました。

花かつみは、古今和歌集や松尾芭蕉の句でも詠まれている、安積（現・郡山）の有名な花です。

こうして采女物語は今、郡山の夏の夜を彩どるうねめまつりとして受けつがれているのです。

この采女物語は郡山市だけではなく奈良市でも残されており、毎年仲秋の名月の晩には『釆女祭』が猿沢の池で行われています。

これが縁で郡山市と奈良市は昭和46年、姉妹都市を締結しました。

毎年8月と9月中旬頃に、それぞれの親善使節団が訪問して交流を深めています。

郡山うねめまつり2019の日程について

さて、気になる2019年の郡山うねめまつりですが、以下の日程で行われることが決定しています。

スケジュールについて

8/1（木）

8/2（金）

8/3（土）

郡山うねめまつり2019の交通規制

郡山うねめまつりでは毎年ほとんど交通規制される場所や時間は変わりはなく、以下の場所で交通規制が行われます。

お祭り開催日は10:00～22:00まで交通規制が敷かれています。

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規制は一部の車両通行止めや一方通行です。

通りにより規制時間が異なりますので、行かれる日の交通規制情報をご確認ください。

基本的に駅の目の前までは行けないようになっているので、郡山うねめまつりに車で行かれる予定の方は駅から少し離れたところに駐車することをおすすめします。

郡山うねめまつりの見どころ　3選！

郡山うねめまつりでは様々な催し物が行われ、とても盛り上がります。

その中で最も盛り上がる催し物を3つご紹介します。

踊り流し

郡山うねめまつりのメインイベントとも言われているのが『踊り流し』です！

小さい子供からお年寄り、外国人の方まで6千人以上の市民が団体ごとに浴衣や衣装を着て、10尺もある大太鼓と囃子に合わせて踊り流します。

夏休み中ということもあり、若者の参加者も多くとても熱気があり見ている方も熱くなりますね。

浴衣で見ている方も多く、お祭りの雰囲気に馴染んでいて夏を感じるこができます。

また、踊り練習会を開催するので、当日の飛び入り参加もできます。

見学するのもいいですが、踊ってみるのも楽しそうですね。

ゆるキャラが大集合

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地元のぐんまちゃんを始め、県外からも10～20ほどのゆるキャラが郡山うねめまつりに駆けつけてくれます。

采女物語がきっかけとなって姉妹都市になった奈良市のゆるキャラ、「せんとくん」も去年は駆けつけてくれたようなので、今年も期待したいですね。

どうぞっ！！あついねっ(^-^)#うねめまつり pic.twitter.com/DddZ3hZPcE

— せんとくん 《OFFICIAL》 (@SentokunTeam) 2016年8月6日

一緒に写真も撮ってくれるので思い出にもなりますし、子供たちも毎年大喜びなので、子供連れにはおすすめです。

ゆかたDEうねめコンテスト

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郡山うねめまつりでは浴衣コンテストがあり、友達同士やカップル、家族で参加できます。

また、13:00〜14:30までに受け付けをしたら当日参加もできます。

せっかくの機会ですから、参加してみたいですね。

郡山うねめまつりは屋台も外せない！

お祭りといえば、屋台も楽しみのひとつですよね。

郡山うねめまつりでは毎年、お祭りの開催に合わせて屋台も数多く出店します。

郡山西口駅前広場一帯からのびる駅前大通りにたくさんの屋台が並びます。

地図でいうと、大きく書かれている通りです。

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かき氷や焼きそば、たこ焼きなどの定番から、B級グルメまでそろっているので何を食べようか迷ってしまいますね。

また、食べ物だけでなくカラーボールなど子供も楽しめるものも出店しているので、大人から子供まで楽しめます。

屋台はお昼頃から21:00までやっているので、ゆっくりできますね。

郡山うねめまつりのアクセス方法

電車でお越しの場合

東北新幹線、東北本線、磐越東線、磐越西線、水郡線の「郡山駅」が最寄り駅になります。

郡山駅を降りて駅西口を出てすぐにメイン会場の駅前大通があります。

バスでお越しの場合

バスでお越しの場合は交通規制に伴って規制区間を迂回運行となりますので渋滞等により遅延が発生する可能性があります。

バスで行くことを考えている方は前もってチェックしていた方がよさそうですね。

お問い合わせ先はこちらになります。

また、帰りの時間は混雑が予想されます。

電車の本数も少ないので、できれば時間をずらして移動するなどして混雑を避けて帰られることをおすすめします。

車でお越しの場合

東北自動車道「郡山IC」から車で約20分

ただ、時間帯によりますが駅周辺は交通規制が敷かれているので、会場に向かうよりは近くの駐車場をナビの設定にしておいた方がよさそうです。

まとめ

いかかでしたか？

今回は郡山うねめまつりについてご紹介させていただきました。

とても悲しい物語が由来のお祭りですが、地元の方が一丸となって盛り上げようとしてくれていることもあり、とても活気に溢れたお祭りになっています。

さらに、浴衣で行くとドリンクやデザートなどが無料でもらえたりします。

お祭り気分も味わえますし、当日参加のできるイベントにも参加できるので、よりお祭りを楽しむことができます。

また、采女神社には物語の主人公の春姫が祭られています。

縁結びの神様としても有名だそうですよ。

皆さんもぜひ郡山うねめまつりへお越しください。