成田祇園祭は毎年約45万人の見物客が訪れる成田の一大イベントです。
見事な彫刻や装飾で彩られた10台の山車・屋台と御輿1台が繰り出し、3日間にわたって成田山表参道やその周辺一帯を巡行します。
今回はそんな成田祇園祭の日程や屋台情報、駐車場などについて紹介します。
成田祇園祭とは?
毎年7月7日から行なわれる成田山新勝寺の「祇園会(ぎおんえ)」に合わせ、開催されるのが「成田祇園祭」です。
成田祇園祭は約45万人もの見物客が訪れます。
祭りは3日間開催され、見事な彫刻や装飾の施された10台の山車・屋台と神輿1台が成田山表参道やその周辺を巡行します。
300年以上の伝統がある成田祇園祭は、成田に夏の訪れを告げる成田市最大のお祭りです。
成田祇園祭2019の日程・スケジュール
さて、気になる2019年成田祇園祭は日程についてですが、以下の日程で開催されることが決定します。
日程 | 2019年7月5日(金)~7月7日(日) |
時間 | 初日:13:30~ 2日目:9:00~ 3日目:13:00~ |
会場 | 成田山新勝寺周辺 |
住所 | 〒286-0023 千葉県成田市成田1 |
地図 | |
問い合わせ | 一般社団法人 成田市観光協会 〒286-0033 千葉県成田市花崎町760 電話 0476(22)2102/ファックス0476(22)2424 ウェブ http://www.nrtk.jp |
成田祇園祭の見どころ「山車・屋台」の楽しみ方!
成田祇園祭の見どころはなんといっても山車と屋台です!
屋台と聞くと露天の一種かと思いますが、山車の一種で巨大な車輪のついた台車のことです。
この祭りにおける山車と屋台の違いは、屋台には歴史上の人物をモチーフにした人形が乗っているかどうかです。
屋台→人形が乗っていない
山車→人形が乗っている
こうなります。
最終日には山車と屋台が集結して、成田山の坂道を登る「総引き」は迫力があり、屋台や山車がお囃子と掛け声にあわせて、綱に引かれて坂道を登る様子は必見です。
しかし、混雑している中で屋台と山車を見ることはなかなか難しいと思います。
もしゆっくり屋台と山車を観賞したい場合は表参道に山車と屋台が通過するので、表参道の飲食店から観賞するというのも一つの手だと思います。
ゆっくりと飲食を楽しみながら祇園祭も味わうのもいいですね。
または、「夜の見どころ・抜け道マップ」を活用するのもおすすめです。
見えにく方はこちら。
出典;https://narita-area.com
表参道以外の細かい抜け道を利用して、夜の見どころを楽しみつつ、上手に抜け道を利用しましょう。
山車・屋台の時間・運行表について
成田祇園祭の見せ場といえば総踊りと総引きも見逃せません!
総踊りとは、山車や屋台ごとに独自のお囃子を奏でて踊りを披露するイベントで、人数も多く迫力満点です。
そんな総踊りは3日間に渡って行われます。
2日目:JR成田駅前広場で9:00~
最終日:大本堂前で16:00〜
総引きは最終日の13:00から山車と屋台が成田山表参道仲町の坂道を勢いよく一気に駆け上がります。
見えにくい方はこちら。
出典;http://www.nrtk.jp
載せているのは2018年の総引きの運行表ですが、毎年ほとんど変わらないそうなので参考にしてください。
ではここで、成田祇園祭2019のスケジュールを紹介します。
7月6(土)
安産祈願、鏡開き、山車・屋台の競演(総踊り)
[時間] 13:30~
[会場] 成田山大本堂前
成田山大本堂前に10台の山車と屋台が集まり、お祭りの安全祈願と各町内の若者頭たちによる鏡開きが執り行われます。
2017年 成田祇園祭
本堂で総踊りがハジマリました! pic.twitter.com/cLC7qdKCfQ— 上田奈々 (@nana_ueda) 2017年7月7日
その後、成田山交道会の若者頭の合図で一斉に総踊りが始まります。
総踊りが終わった後は、各町の山車と屋台、踊り子たちが順番に大本堂前に出て踊りを披露し、表参道などへ向かって出発します。
7月7日(日)
山車・屋台の競演(総踊り)
[時間] 09:00~
[会場] JR成田駅前広場、各町内
お祭り2日目は、成田駅前からスタートします。
成田祇園祭2日目。成田駅前に続々と山車・屋台が集結しています。間もなく山車・屋台の競演、総踊りが始まります! #narita pic.twitter.com/ccGuN2KvF2
— けーたろー@成田 (@KEITAROinNRT) 2018年7月6日
湯殿山権現社よりお神輿が出発すると、駅前の広場で総踊りが行われ、それからお神輿に続くかのように山車と屋台が町内へと繰り出します。
成田祇園祭で演奏されるお囃子には、2つの種類があり、1つのお祭りで2種類のお囃子が披露されるというのは、全国的にも珍しいと言われています。
その理由は、お囃子は江戸囃子と佐原囃子(香取市)の2種類があります。
場所的に成田市は「江戸」と「佐原」のどちらにも位置していたため、両方の文化を受けていると言われているのです。
特徴としては、江戸囃子は6~7人で結成され、軽快なリズムとメロディになります。
佐原囃子は約15人で結成され、ゆっくりしたテンポや速いテンポなど多彩な曲調があります。
これらの違いがあるので、じっくり聞いてみてくださいね。
7月8日(月)
山車・屋台の総引き
[時間] 13:00~
[会場] 門前~薬師堂
成田祇園祭の最大の見どころ総引き。
初日と2日目は、仲之町の坂道を通らない山車があるため、すべてを見るはできませんが、最終日には全町の山車と屋台が仲之町の坂道を通ることになっています。
東町の屋台が坂を駆け上り
全10基の総引きが終了!#成田祇園祭 pic.twitter.com/WB8wEQ9kDY— 日本の祭りさん。ver 令和 – MATSURI JAPAN (@JapamMatsuri) 2017年7月9日
お囃子の演奏者たちを乗せた重量のある山車と屋台を、総勢100名以上が力を合わせて約250メートルの坂道を駆け上がる光景は、迫力があり必見です。
御輿還御式
[時間] 16:30頃~
[会場] 大本堂前
10台の山車と屋台が、3日間の渡御を無事に終えたお神輿を出迎えする御輿還御式が行われます。
その後、大本堂前にて最後の総踊りが開催され、夜遅くまで楽しむことができます。
また、19時頃になると山車と屋台に付けられている提灯に明かりが灯り、昼間とは違った魅力があります。
成田祇園祭の出店屋台
成田祇園祭では屋台の出店も多く、とても賑わいます。
主に屋台が出店されているのは、成田駅から成田山新勝寺に続く参道の薬師堂付近までとなります。
薬師堂から成田山新勝寺前までは道幅が狭いので出店はありません。
成田駅東口の駅前広場と、湯殿山権現神社の周辺ですので、ぜひ行ってみてください。
たこ焼きやりんご飴、金魚すくいなどの定番はもちろん、外国人が行っている出店も多いので国際色豊かな食べ物も楽しめます。
初日はお昼すぎから22時頃まで。
2日目、最終日は10時頃から開いています。
成田祇園祭のアクセス方法
ここでは成田祇園祭のアクセス方法についてお伝えしたいと思います。
電車でのアクセス
電車でアクセスされる際の最寄駅は「JR成田駅」と「京成成田駅」になります。
JR成田駅から会場までは徒歩約20分で到着します。
京成成田駅から会場までは、こちらも同じく約20分程度になります。
車でのアクセス
車でアクセスされる際の最寄ICは東関東自動車道路「富里IC」または「成田スマートIC」になります。
成田スマートCを下車されると約15分で会場に到着します。
富里ICを下車されると約10分で会場に到着します。
成田祇園祭の駐車場について
成田祇園祭では臨時駐車場や無料の駐車場は設けられていません。
そのため、車でお越しの方は有料の駐車場に停めることになります。
会場近くの駐車場は渋滞に巻き込まれたり、すぐ満員になってしまう可能性があるため、あまりおすすめできません。
そこで、成田山新勝寺まで20分ほど歩きますが、車が停めやすい駐車場を紹介します。
成田市営東和田駐車場
住所 | 〒286-0134 千葉県成田市東和田396-3 |
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地図 | |
営業時間 | 24時間 |
収容台数 | 530台 |
料金 | 最大400円 |
NPC24H京成成田駅前パーキング
住所 | 〒286-0033 千葉県成田市花崎町912 |
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地図 | |
営業時間 | 24時間 |
収容台数 | 410台 |
料金 | 8:00~22:00 20分100円/ 22:00~8:00 60分円/ 入庫後24時間まで最大料金700円 |
成田駅前パーキング
住所 | 〒286-0033 千葉県成田市花崎町963 |
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地図 | |
営業時間 | 24時間 |
収容台数 | 220台 |
料金 | 30分100円/夜間(17:00~翌3:00)60分100円/ 入庫後24時間最大料金700円 |
成田祇園祭の交通規制について
成田祇園祭の開催期間は交通規制が敷かれています。
山車が通る成田山周辺と、成田駅を結ぶ西参道・表参道・電車道などが通れなくなります。
見えにくい方はこちら。
出典;http://www.nrtk.jp
日別ごとの交通規制の時間は以下の通りです。
7月7日(日)9:00〜22:30
7月8日(月)10:00〜23:30
車で行かれる際は事前にチェックしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は成田祇園祭について紹介させていただきました。
成田祇園祭は歴史あるお祭りで、迫力のある総踊りや総引き、数の多い出店など子供から大人まで様々な方が楽しめると思います。
また、成田祇園祭は雨天決行ですので傘やカッパがあると安心です。
当日はかなり混雑すると思いますので、夜の見どころ・抜け道マップなどを上手く活用して、マナーを守って楽しんでください。