滋賀県大津市で毎年10月に行われている大津祭り。
この祭りでは伝統的な屋台を見物できるほか、厄除けとして有名なちまきを手に入れようと例年たくさんの来場者が訪れます。
今回は2018年大津祭りの日程や交通規制、大人気の厄除けちまきをゲットする方法について紹介します。
大津祭りとは?
滋賀県にある琵琶湖の西南に位置する大津市で行われている祭りが大津祭り。
天孫神社の例祭となっているこのお祭りは、江戸時代の初めに鍛冶屋町の塩売治兵衛が狸の面をかぶって踊ったのが始まりとされます。
湖国三大祭の一つで国指定重要無形民俗文化財にも指定され、京都の祇園祭の風情をしっかりと伝承したお祭りにもなっています。
祭りでは、江戸時代に製作された13基の曳山(一般的な祭りの山車に当たる)が登場。
これらの曳山は、祭りのない期間は解体された状態で各町の蔵に保管されているのですが、祭りの一週間前に各町で組み立てられます。
このためだけに組み立てられた13基の曳山が、一年に一度だけ大津祭りで姿を現し華やかに祭りを盛り上げるのです。
大津祭り2018の日程・スケジュールについて
さて、ここからは気になる2018年の大津祭りの日程について紹介します!
まず、大津祭り開催日は10月6日(土)・7日(日)に決定しています。
詳細については下記の通りになります。
開催日 | 2018年10月6日(土)・7日(日) |
開催時間 | 宵宮(初日):夕刻~21:00 本祭(2日目):9:00~17:30 |
会場 | 天孫神社、旧大津町内一帯 |
住所 | 滋賀県大津市京内3丁目3-36(天孫神社) |
地図 | |
問い合わせ | TEL:077-525-0505 (特定非営利活動法人大津祭曳山連盟) |
スケジュール
大津祭りは初日のことを「宵宮」、2日目のことを「本祭」と呼ばれています。
それぞれのイベントスケジュールは下記の通りになります。
6日(土)・宵宮
時間 | イベント名 | 場所 |
13:00頃~ | 宵宮曳き | 曳山町内 |
18:00頃~ | 宵宮囃子 | 各曳山町内 |
大津祭りの曳山が動き出すのは昼間の13時頃からとなります。
各町を出発して曳山が町内を練り歩くのですが、その際、激しいお囃子の演奏を行いながら練り歩きが行われることも…。
このお囃子の演奏が祭りを一層盛り上げてくれるものにもなります。
巡行が終わる18時頃、辺りもすっかり暗くなると曳山や町中に提灯の灯り灯され、いよいよ宵宮のスタートとなります。
提灯の明かりを灯した曳山は昼間と違った姿を見せ、見るものを幻想的な世界へと連れて行ってくれるでしょう。
7日(日)・本祭
時間 | イベント名 | 場所 |
9:30頃~17:00頃 | 曳山巡行 | 天孫神社、町内一帯 |
2日目の本祭は、天孫神社の鳥居前でからくり奉納が行われ、それから曳山巡行がスタートします。
天孫神社を出発してからは、京町通り、県庁前通り、浜通りとお囃子を披露しながら進み、その後は中央大通りで一度休憩した後、京町通り、寺町通りへと進んでいきます。
巡行の際、所望に曳山が到着するとその場所で停滞し「からくり奉納」が行われます。
この時に皆が待ちに待った「厄除け粽(ちまき)」が撒かれるようになります。
撒かれるちまきの数は決まっていますので、このチャンスを逃さないように、事前に曳山の動きをチェックしておきましょう!
本祭での曳山の巡行路はこのようになります。
曳山の巡行が終わるのは、7:30頃の予定となっています。
大津祭り当日が雨天の場合は?
大津祭り当日が雨天の場合についてですが、基本的には雨天でも実施される予定となっています。
それでも、宵宮の提灯飾りなどはイベント自体が中止や一部変更して行われる可能性もありますし、警報が発令された場合は中止になる可能性もあります。
その際は公式HPに情報が掲載されるとのことですので、そちらを確認されるといいでしょう。
下記からもご覧になれますので、気になる方はそちらをご覧ください。
大津祭り公式HPはこちら。
大津祭り2018の交通規制について
大津祭り開催期間中は周辺の道路などに交通規制がされますので、車で行かれる方は特に注意が必要です。
2018年の交通規制については下記の場所で行われます。
6日(土) 宵宮
7日(日) 本祭
見えにくい方はこちら。
初日と二日目では規制が行われる場所が違ってきますので、会場に行かれる際は事前の確認をされてください。
大津祭りの目玉「曳山」について
大津祭りの見どころと言えば、この日のために組み立てられる13基の曳山です!
商業都市として発展していた江戸時代に製作されていた曳山ということもあり、その当時の大津商人が競って装飾をしたことからこれほどまでに豪華な作りとなっています。
13基それぞれの曳山にはそれぞれ個性のある装飾がされているので、それらの違いを見るだけでも十分楽しむことができるんです!
これから紹介する3つのポイントは是非とも見て欲しいポイントとなります。
その① 13基の曳山が一堂に集結
大津祭りで登場する曳山は全部で13基になるのですが、それら全てが見られる瞬間があるんです!
それが祭り2日目(本祭)に天孫神社前に勢ぞろする形になります。
他の祭りなどはこれほど多くの曳山などが一堂に集結したところはあまり見ることがない瞬間になりますので、見逃すことのできない必見ポイントです!
その② 曳山と路面電車が共演
もう一つ大津祭りならではなのが、曳山の巡行している際に路面電車と共演する場所があるんです!
これは曳山の巡行途中に京阪電車と曳山が並んで巡行する場所になります。
電車と曳山が一緒に並行する場面は他の祭りでお目にかかることは滅多にないでしょうからこちらも大津祭りならでは。
祭りファンはもちろんですが、電車マニアにもたまらない瞬間となります。
その③ 各曳山のカラクリも
大津祭りではからくり人形を動かす「所望」も見逃せいないポイントとなります。
この所望はあらかじめ決まった場所で行われれるようになっており、その場所を確保すると13基全ての曳山の所望を見ることができます。
所望が行われる場所は20ヶ所ほどとなっており、駅前などで配布されるパンフレットで確認することができます。
大津祭りの「厄除け粽(ちまき)」をゲットする方法は?
大津祭りに行かれた際にぜひゲットしたいのが厄除け粽(ちまき)です!
このちまきは天孫神社の宮司さんのお祓いを受けたとても縁起の良いちまきになります。
玄関先や軒先に吊るしておくと、厄除けになると言われていることから、毎年このちまき目当てにたくさんの人が集まるほど。
しかし、例年大津祭りに訪れる来場者は10万人なのに対し、準備されるちまきの数は3万本ということで、かなりの争奪戦が起こってしまうとのこと…。
それでもゲットする2つ方法があるんです!
その① ちまきが巻かれる場所を事前に調べておく
大津祭りの厄除け粽は曳山に乗った人たちが撒かれるのですが、その場所というのが所望が行われる場所になります。
この「所望の場所」というのはからくり奉納が行われる場所のことを言い、その奉納が終わった後にちまきが撒かれることになっています。
2018年の所望の場所は現時点ではわかっていないのですが、昨年の2017年はこちらの場所で所望が行われていました。
地図
所望の場所についてはパンフレットにも記載されていますので、お祭りに行かれる際に事前に確認しておくとよりいいですね。
その② 有料観覧席を購入しゲットする!
もう一つの方法は、有料観覧席を購入してちまきをゲットする方法があります。
というのも大津祭りでは有料観覧席を購入した人には、もれなく厄除け粽と手ぬぐいが一緒に付いてくるようになります。
さらに嬉しいのはそれだけでなく、祭りで登場してくる豪華な13基の曳山と精巧なカラクリを特等席で見ることもできるので、満足すること間違いなしです!
2018年の有料観覧席の詳細は現時点で公開されていないのですが、昨年の2017年はこのようになっていました。
観覧日 | 2017年10月8日(日)13時30分~ 約1時間 |
観覧場所 | JR大津駅前中央大通り(大津別院前) |
料金 | 1席 前売り 3,300円 当日売り 3,500円(前売りで売り切れた場合は当日券はありません) 全席指定(192席)、厄除け粽と手拭い及びパンフレット付 |
発売開始 | 9月1日(金) |
販売場所 | 販売場所:大津祭曳山展示館 TEL:077-521-1013 住所:〒520-0043 大津市中央1丁目2番27号 |
注意点 | ・チケットは売り切れ次第販売終了と致します。 ・本祭り中止の場合のみ払い戻しを行います。それ以外はチケットの払い戻しは行いません。 ・席は全席指定となっております。 ・チケット郵送の場合は別途料金が必要になります。 ・車いす等ご利用の方は事前にお申し出ください。 ・通常の雨天では巡行は中止しません。荒天による本祭中止の場合は当日、当ホームページに掲載いたします。その場合順延はございません。 |
※2018年については情報が公開され次第、更新いたします。
大津祭り2018の屋台情報
お祭りの楽しみといえば、外せないのが屋台ですよね♪
大津祭りでも毎年たくさんの屋台が出店されるのですが、祭りのメイン会場とは違う場所に屋台が出店されます。
例年たくさんの屋台が出店されている場所は「天孫神社」の境内と駐車場になります。
ちなみに過去の大津祭りではこのような種類の屋台が出店されています。
これら一般的な屋台の他に「滋賀 食の祭典」と題し、露天商の方の屋台ではあまり見かけない様な飲食店の方などが各店毎の特色のあるメニューを出店されています。
2018年の今年はどのような屋台が出店されるか今から楽しみですね♪
本祭(10月7日日曜日)→10:00頃~14:00頃
初日(宵宮)と2日目(本祭)では屋台の営業時間が違っていますので注意してください。
大津祭り2018のアクセスについて
大津祭りへの電車と車でのアクセス方法は下記の通りになります。
■電車でのアクセス |
【JR】
大阪駅から東海道新快速に乗り、大津駅下車 約39分 【京阪電車】 三条京阪駅から京都市営地下鉄東西線に乗り、陵線経由で浜大津駅を下車 約22分 |
■車でのアクセス | 名神高速道路 大津インター下車 約5分 |
当日の会場周辺は混雑が予想されますので、出来る限り公共交通機関を利用して行かれることをオススメします。
さらに、小さいお子さんなどと一緒に行かれる際は、迷子などにもならないように注意してくださいね。
周辺駐車場について
大津祭りでは臨時の駐車場は用意されていませんので、車で行かれた際は有料駐車場を利用することになります。
ちなみに会場近くの駐車場はこのようになっています。
祭り当日はかなりの人出があるお祭りですので、どこの駐車場も早い段階から満車になる可能性が高いと思われます。
地図にある駐車場で比較的駐車台数が多いのがこちらになります。
タイムズ浜大津アーカス(第2)
住所 | 滋賀県大津市浜町2 |
料金 | 月-金 00:00-24:00 20分¥100 土・日・祝 00:00-24:00 20分¥100 ■最大料金 |
収容台数 | 240台 |
営業時間 | 24時間営業 |
地図 |
タイムズ浜大津アーカス(第1)
住所 | 滋賀県大津市浜町2 |
料金 | 月-金 00:00-24:00 20分¥100 土・日・祝 00:00-24:00 20分¥100 ■最大料金 |
収容台数 | 209台 |
営業時間 | 24時間営業 |
地図 |
浜大津公共駐車場
住所 | 滋賀県大津市浜大津1丁目3-32 |
料金 | 当日最大料金¥750(入庫後、当日24時迄毎) 最初の30分無料以降30分毎¥150 |
収容台数 | 194台 |
営業時間 | 24時間営業 |
地図 |
これらの駐車場が満車だった場合は、少し離れた場所になるのですがこちらの大型駐車場を利用される方法もあります。
びわ湖ホール駐車場
住所 | 滋賀県大津市におの浜1丁目1-30 |
料金 | マイクロバス 1日¥1050(※最大5台まで) 大型バス 1日¥1600(※最大3台まで) 最初の4時間まで1時間¥210以降1時間毎¥110 1泊(23:00-翌7:00)¥420 |
収容台数 | 849台 |
営業時間 | 7:00-23:00 |
地図 |
祭り当日はかなり混雑が発生しますので、早めの行動を心がけるようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は滋賀県大津市で行われている大津祭りについて紹介しました。
伝統的な屋台を堪能することの出来る大津祭りですので、気になった方はぜひ足を運んで見てくださいね。