東京都の青梅市でゴールデンウィークに開催されているの『青梅大祭』。
総勢12台の山車が登場し青梅市の町中を練り歩きを行う祭りには、例年10万人を超える来場者が訪れ、東京都青梅市最大のお祭りになっています。
今回は2019年の青梅大祭の日程や時間、見どころの山車や駐車場などについて紹介します。
青梅大祭とは?
東京都の多摩地域北西部に位置する青梅市では、毎年5月に例大祭が行われています。
住吉神社の例大祭に当たるこの祭りが今回紹介する『青梅大祭』です。
例年4月28日~5月3日の6日間にわたって開催されています。
祭りが始まったのは江戸時代後期と言われ、江戸時代は3月27日・28日、明治時代は4月の27日・28に開催されていました。
そして昭和44年以降の現在は、住吉神社の神事が4月28日、町内の山車練り歩きなどは5月2日・3日で行われるように変化しています。
さらに、平成16年(2004年)には「住吉神社青梅大祭」という名前から「青梅大祭」に改名。
それでも長くにわたって行われている行事内容は変わることなく現在まで受け継がれています。
青梅大祭2019の日程・時間について
青梅大祭、凄い賑わいになって来ました🤣 pic.twitter.com/hrF3oaydTR
— たらい (@tarai1234) 2018年5月3日
2019年の青梅大祭の開催日は以下の通りになります。
開催日 | 2019年4月28日(日)〜5月3日(金・祝) |
時間 | 9:00〜22:00 |
会場 | 住吉神社 |
住所 | 〒198-0084 東京都青梅市住江町12 |
地図 | |
アクセス | ■電車でのアクセス 最寄駅:JR青梅線『青梅駅』または『東青梅駅』 青梅駅より徒歩 約4分 東青梅駅より徒歩 約15分 ■車でのアクセス 最寄IC:圏央道『青梅IC』 下車後、青梅市街方面へ約20分 |
時間について
青梅大祭は5月2日(木・祝)の宵宮祭りと5月3日(金・祝)の本祭りがメインとなります。
5月2日(木・祝) 宵宮祭り
5月2日宵宮祭りでは、午後より山車の巡行が青梅市内の各町内で行われます。
5月3日(金・祝) 本祭り
5月3日本祭りでは16:20頃から『12町の山車の競演』が行われます。
こちらは青梅大祭の一番の見どころとなりますので、ぜひお見逃しなく!
山車の競演については後ほど詳しく紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
また、早朝5:30からは青梅市の伝統行事『朝霧』が行われますので、そちらもオススメとなっています。
青梅大祭当日が雨天の場合は?
青梅大祭当日が雨天の場合についてですが、基本は雨天決行となっています。
それでも山車にダメージがありそうな場合は、運行時間や運行方法の変更が行われる場合もあるそうです。
公式HPを確認する限りではよっぽどの大雨でない限りは決行のようですが、気になる場合はHPで確認されるのが一番かと思われます。
下記に公式HPのリンクを貼り付けておきますので、そちらをご利用ください。
青梅大祭の公式HPはこちら。
⇒http://www.geocities.jp/ometaisai/p5.htm
青梅大祭は『山車』が見どころ!
屋台の舞台競演盛り上がってます。出囃子も凄いです。昔の対バンライブみたいです。#青梅大祭 pic.twitter.com/jVo2d7qzJq
— WAKUPEKO (@wakupeko) 2016年5月2日
青梅大祭の見どころはやはり祭りの主役となっている12台の山車です!
祭りで登場してくる全ての山車はそれぞれの特徴があり、まずはその違いを楽しむことから始められることをオススメします。
12台の山車の特徴
住江町
「宮本」の提灯が掲げている住江町の山車は、車輪が白木作りの三輪。
鳳凰と龍の彫り物がしてあるのが住江町の特徴になります。
囃子連は「墨江町囃子連」です。
本町
本町の山車は功皇后にちなむ鮎の刺繍幕、欄間に麒麟の彫刻が施されています。
人形と共に三代目原舟月の名作で、黒漆塗りなのも特徴。
囃子連は「本町囃子連」です。
仲町
仲町の山車特徴は黒塗りに金の装飾、欄間に四季の花鳥が施されているのが特徴。
昭和初期に新造されており、囃子連は「仲町囃子連」と柚木町の「梅花連」です。
上町
江戸時代に制作されたと言われている上町の山車は古風な三輪の山車。
幕は日本武尊の魂が化身したという八尋白千鳥が特徴になります。
囃子連は畑中の「旭連」です。
森下町
江戸末期建造された森下町の山車は、武内宿禰にちなみ波に千鳥の幕と欄間が特徴に。
平成15年には、江戸天下祭りに参加。
囃子連は「森若囃子連」になります。
勝沼町
昭和24年の建造勝沼町の山車。
山車全体に施された鳳凰、龍、麒麟、唐子などがこの山車の特徴で注目ポイントともされています。
囃子連は「勝沼囃子会」です。
西分町
黒塗りに極彩色を配した意匠が特徴の西分町の山車は昭和47年作られています。
こちらは西分神社旧鎮守の妙見菩薩にちなんだもの。
囃子連は「西分町囃子連」になります。
滝ノ上町
滝ノ上町は旧来より親交のある近隣の千ヶ瀬町の山車で参加しており、丸い唐花の幕が特徴となっています。
囃子連は「滝ノ上囃子連」と千ヶ瀬町の「ち友連」です。
大柳町
大柳町は近年山車の改修を実施。
屋根や欄間の彫り物はそのまま使い、平成26年新しい山車で曳き出しが行われています。
囃子連は「大柳町共和会囃子部」になります。
天ヶ瀬町
町内にある天ヶ瀬淵伝説の龍と金剛寺の青梅にちなんだデザインが特徴の天ヶ瀬町山車。
こちらは平成7年の完成しています。
囃子連は「天ヶ瀬町囃子連」になります。
裏宿町
裏宿町山車は町内の鎮守でもある摩利支天の言い伝えを山車の各所にデザインされています。
こちらは平成元年の完成しています。
囃子連は「裏宿囃子連」です。
日向和田
白木造りが特徴のこちらの山車は昭和62年完成。
和田乃神社の三島様と祭事の相撲にちなんだ模様されているのも特徴になります。
囃子連は「日向和田囃子連」です。
以上が青梅大祭に登場する山車の特徴になります。
青梅大祭の最大の見どころ 『競り合い』
山車の巡行に行われると巡行中に山車同士が鉢合わせになることが多々あるのですが、その時の行われるのが『山車の競り合い』。
別名「ケンカ囃子」とも呼ばれている競り合いは、お互い太鼓や鉦を披露し合う激しいお囃子が行われます。
持ち前のお囃子を精一杯披露するこの姿は、日本の祭りを感じられる華やかな瞬間です。
ちなみにこの競り合いは一対一のみならず、時には3台以上が一緒に競り合いを行うことも…。
5月3日の山車巡行では例年以下の時間と場所で同時競り合いが行われる予定となっています。
場所などの詳細を紹介しておりますので、ぜひその瞬間を味わってくださいね♪
時間 | 場所 | 集まる山車 |
15:40頃~ | 森下町青梅坂交差点 | 森下町、大柳町、天ヶ瀬町、裏宿町、日向和田、滝ノ上町 |
17:00頃~ | 青梅駅前 | 勝沼町、西分町、住江町、本町 |
18:00頃~ | 市民会館前(祭典本部前) | 住江町、本町、仲町、上町、森下町、滝ノ上町の山車 |
18:30頃~ | 青梅駅前 | 住江町、本町、仲町、滝ノ上町 |
青梅大祭2019の交通規制について
ここでは交通規制についてお伝えします。
5月2日
5月2日は市民会館前交差点から住江町交差点で15:00〜22:00まで交通規制が行われます。
5月3日
5月3日は青梅街道で交通規制が行われる予定となっています。
場所は画像の青い線のエリアになります。
見えにく方はこちら。
出典;http://www.geocities.jp
規制エリアは青梅市日向和田、和田橋交差点より青梅市勝沼町、勝沼交差点までまでとなっており、9:00〜22:00まで行われます。
この交通規制に伴い、5月3日は周辺の渋滞が予想されています。
予想される場所は画像の赤い線の以下の場所となっていますので、付近を通行される際は注意してください。
・吉野街道友田交差点より御岳方面上下線
・青梅街道
・青梅警察入口付近より千ヶ瀬バイパス市民会館下交差点まで
青梅大祭2019の駐車場は?
青梅大祭では臨時の駐車場が用意されていませんので、付近の有料駐車場を利用することになります。
青梅駅周辺の駐車場は以下の通りで、比較的多くあります。
それでも早い段階で埋まってしまう可能性がありますので、車で行かれる際は早めの行動を心がけることをオススメします。
以下の4カ所は比較的駐車台数の多い駐車場となっていますので、参考にされてみてください。
青梅駅前駐車場
住所 | 〒198-0083 東京都青梅市本町159-2 |
---|---|
地図 | |
住吉神社までの時間 | 徒歩約4分 |
営業時間 | 24時間 |
収容台数 | 34台 |
料金 | 100円/30分 |
問い合わせ | 0428-27-2440 |
住江町駐車場
住所 | 〒198-0084 東京都青梅市住江町59 |
---|---|
地図 | |
住吉神社までの時間 | 徒歩約4分 |
営業時間 | 9:00〜19:30 |
収容台数 | 31台(普通29、大型2) |
料金 | 普通100円/30分 大型300円/30分 |
問い合わせ | 0428-27-2440 |
本町駐車場
住所 | 〒198-0083 東京都青梅市本町117-2 |
---|---|
地図 | |
住吉神社までの時間 | 徒歩約6分 |
営業時間 | 24時間 |
収容台数 | 25台 |
料金 | 100円/30分 |
問い合わせ | 0428-27-2440 |
タイムズ 青梅上町
住所 | 〒198-0081 東京都青梅市上町380 |
---|---|
地図 | |
住吉神社までの時間 | 徒歩約9分 |
営業時間 | 24時間 |
収容台数 | 60台 |
料金 | 100円/30分 |
問い合わせ | 0120-778-924 |
最近では下記のように行きたい場所の駐車場を事前に予約することができるサービスもあります。
事前に予約を行なっていると現地に到着した際に駐車場探しに困ることがないので、とても便利になっています。
こちらも合わせて紹介しておきますので、参考にされてみてください。
青梅大祭2019の屋台情報
青梅大祭はたくさんの屋台が出店されることでも有名です!
近年では出店される屋台の数も減少している中、青梅大祭の屋台出店数は300店以上とも言われています。
たこ焼きやイカ焼き、かき氷などの食べ物屋台が出店されます。
中にはこんな気前のいい屋台のおじさんも・・・w
青梅大祭で屋台の前通ったらおじちゃんが大盛りにしとくからーってしてくれた!はみ出してた笑 pic.twitter.com/IGJrBIhzYp
— きえ (@kbyske) 2015年5月2日
食べ物以外にも子どのが遊べる屋台なども出店されるので親子で祭りを楽しむことができます♪
屋台はJR青梅駅周辺から旧青梅街道にかけて主に出店されいますので、ぜひ屋台の方も堪能されてくださいね♪
青梅大祭の歴史
青梅大祭の歴史は、今から500年以上も前の室町時代から続いています。
祭りの会場になって住吉神社は、応安2年(1369年)に住吉山延命寺の鎮守として創建。
永正10年(1513年)には青梅村の鎮守様となり、現在の住江町、本町、仲町、上町、森下町が幾度となく拝殿などを修理し、その際の完成を祝って行われていた行事が祭りの始まりと言われています。
しかし、この時の記録などは残っておらず当時の詳しいことはわかっていないようです。
現在のでは欠かせない存在となっている山車ですが、始まりは明治時代に入ってからの1872年。
前年に住江町が川越から猿の人形と山車を譲り受けたことで山車が登場。
その後の明治5年には5つの町で山車を曳き出したのではないかと言われています。
この当時の山車には日本人形が乗せられていたのですが、時代の変化によって乗せられていた人形は降ろされるようになってしまいます。
その時代の変化というのは、町中に電線が張られるようになり人形に引っかかってしまうのが理由だそうです。
それでも当時の貴重な日本人形は、各町の人形場(祭典事務所)で展示されているようです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は青梅大祭の日程や見どころなどについて紹介させていただきました。
昔から現在まで長きにわたって続いている青梅大祭は時代とともに少しずつ変化はしています。
それでも祭りへの思いは今も昔も変わらず行われていますので、気になった方はぜひその迫力を肌で感じてみられることをオススメします♪