チャンピオンズリーグの準決勝セカンドレグが10日に行われた。
大会史上初の連覇がかかるレアル・マドリードだが、
アトレティコとの結果は!?
アトレティコが序盤から怒涛の反撃
出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20170511/585930.html
この日は先発はアトレティコがアントワーヌ・グリーズマン、フェルナンド・トーレス、サウール・ニゲス、ヤニック・フェレイラ・カラスコらが出場。
一方レアルはC・ロナウド、カリム・ベンゼマらがスタメンで、負傷しているのギャレス・ベイルとダニエル・カルバハルの代わりに、イスコとダニーロが入った。
ファーストレグはレアルがホームで3-0の完勝しており、アトレティコとしては最低でも3点以上を取らないと負けてしまう状況だが、その勢いからこの日の試合は序盤からアトレチコのペースで試合が進んだ。
前半12分、右CKでコケが中央にボールを送ると、それにニアのサウール・ニゲスがヘディングで合わせゴール右隅に叩き込んで先制点を奪う。
これで勢いついたアトレティコは15分にはトーレスがペナルティエリア内でラファエル・ヴァランに倒されてPKを獲得。これをグリーズマンが中央に蹴った。
相手GKのケイロル・ナバスはこれに反応するが右手を弾いて、そのままゴール右に決まった。
レアル連覇への勢い止まらず
出典:http://web.gekisaka.jp/news/detail/?215951-215951-fl
幸先良く2点を奪ったアトレティコ、そのまま逆転ムードに湧くビセンテ・カルデロンだったがやはり連覇を狙う銀河系軍団は強かった。
後が続かないアトレティコは、逆に重いアウェイゴールをレアル献上してしまう。
42分に左サイドでベンゼマがボールをキープすると、引きつけた相手3人を一気にかわし、エリア内左からマイナスの折り返し。
中央のトニ・クロースがダイレクトで右足シュートを放つと、これを相手GKヤン・オブラクがセーブしたが、こぼれ球にいち早く反応したイスコが懸命に右足で押し込み、1点を返した。
この時点で逆転するには3点が必要なアトレティコ。後半66分、カラスコがダニーロからボールを奪い、エリア内中央で右足シュート。さらにこぼれ球にケヴィン・ガメイロが頭で合わせるが、いずれもGKナバスの好セーブに阻まれ1点が遠い。
一方のレアルは69分、左CKでクロースからのボールを、エリア手前右のルカ・モドリッチが右足ダイレクトボレー。相手DFに当たったこぼれ球を中央のエースC・ロナウドが押し込んでゴールが決まったかと思ったが、これはオフサイドの判定に。
試合はこのままタイムアップ。レアルは敵地で1-2の敗戦を喫したが、2試合合計4-2で決勝進出が決定。
レアルは1992-93シーズンから始まったチャンピオンズリーグ史上初の連覇に王手をかけた。
大会連覇を阻む相手は「ユベントス」
1992-93シーズンから始まったチャンピオンズリーグで連覇をしたチームはまだ存在しない。
その権利を持っているレアルだが、それを阻もうとする相手はユベントスに決まった。
ユベントスは今季のチャンピオンズリーグでまだ2失点しか許しておらず、かれこれ10時間以上も無失点を貫いている。
イタリアのチームに特徴的な攻め方は、堅守速攻に徹することが多いが、ユベントスはボールを支配しながらゲームをコントロールする戦い方なのだが、モナコでの第1戦ではその落ち着いた試合運びで見る者を驚嘆させる展開だった。
まとめ
まさにヨーロッパの頂点を決めるにふさわしいビッグクラブの対決ですね!
両者がチャンピオンズリーグ決勝で顔を合わせるのは19年ぶり。
レアル・マドリードとユベントスはいずれも先発メンバーと同じレベルの選手たちがベンチに並んでおり、誰が欠けてもチーム力が大きく落ちることがないチーム。
今季のヨーロッパにおける2つのベストチームは、それぞれ全く異なるスタイルを武器に、最高のファイナルになるはずです。
史上初の2連覇か!それとも21年ぶりの栄冠か!
運命の決勝は日本時間の6月4日(日)3時45分から始まります!