千葉県香取市で毎年行われているお祭りが「佐原の大祭」になります。
佐原の大祭は年に二回、夏と秋で行われるお祭りになっています。
利根川の水運で江戸以上に繁栄した土地柄は「江戸優り」と呼ばれており、豪華絢爛な祭りは関東三大祭りの一つにもなっており、毎年30万人以上のお客さんがこの佐原の大祭に訪れています。
今回はそんな佐原の大祭の駐車場などについて紹介します。
佐原の大祭とは?
佐原の大祭は今から300年前の江戸時代から続く、歴史のあるお祭りになります。
このお祭りの特徴はというと、高さ4メートル以上にもなる山車(だし)を曳き廻すお祭りになっています。
出典;じゃらんNet
山車の上には日本最大級の大人形が飾られているのですが、この山車が佐原の街中を進んでいく姿は他のお祭りではなかなか見られないほどの迫力がある光景になります。
ちなみにこの祭りの特徴でもある山車を全て合わせると24台になりますので、それらが町中を進んでいく姿はかなり圧巻なものになります。
他の山車祭りといえば7月に京都である全国的にも有名な「京都の祗園祭」がありますね。
西日本では山車祭りとして祗園祭が有名になるのですが、一方の東日本の山車祭りで最近注目されているのがこの『佐原の大祭』になり、関東三大山車祭りの一つに数えられています。
そんな2019年佐原の大祭夏祭りの日程について紹介します。
佐原の大祭夏祭り2019の日程・会場情報
明後日(13日)から15日まで、香取市で「佐原の大祭夏祭り」が開催されるよ!ユネスコ無形文化遺産にも登録された、大人形の山車が小江戸佐原の町並みで曳き廻される勇壮なお祭りだよ♪土日は速くて便利な「特急佐原夏祭り」も走るよ!みんな遊びに来てね☆https://t.co/3uIlP4C9ZM pic.twitter.com/8rcSdYK7P4
— チーバくん (@chi_bakun_chiba) 2018年7月11日
先ほども紹介させていただいたように、佐原の大祭は夏と秋の年二回行われます。
ちなみに夏は7月10日を過ぎた最初の金、土、日の3日間で行われます。
一方の秋はというと、10月の第2土曜を中日として金、土、日で開催されています。
さて、気になる佐原の大祭夏祭り2019の日程や会場はこちらになります。
日程 | 2019年7月12日(金)〜7月14日(日) ※雨天の場合は山車に人形にシートが被せられます |
時間 | 各日10:00〜22:00 |
開催場所 | 八坂神社周辺の佐原本宿地区一帯 |
住所 | 千葉県香取市佐原イ3360 |
地図 | |
問い合わせ | 香取市商工観光課 電話:0478-50-1212 水郷佐原観光協会 電話:0478-52-6675 |
佐原の大祭夏祭り2019の駐車場について
佐原の大祭では、毎年無料の臨時駐車場が用意されています。
利根川河川敷臨時無料駐車場 | |
住所 | 千葉県香取市佐原粉名口 |
地図 | |
駐車場台数 | 1000台 |
臨時駐車場から徒歩で会場に向かうと、約20分ほどがかかってしまいます…。
でも安心してください、ちゃんとお祭り会場(JR佐原駅北口)に向かうシャトルバスが用意されているので、こちらを利用して会場に向かわれることをオススメします。
■シャトルバス料金
運行時間 | 09:30〜21:00 |
料金 | 片道 大人200円、小学生100円 |
佐原の大祭夏祭り2019の見どころは?
さて、ここからは佐原の大祭夏祭りの見どころの紹介したいと思います。
先ほども少し紹介されていただいたのですが、佐原の大祭の一番の見どころはなんと言っても『山車(だし)』で間違いありません!
関東三大山車祭りともされているだけあって「曲曳き」と言われる山車の引き回すのが最大の注目ポイントになります。
この「曲曳き」には、重さ4t・高さ7mにもなるあの巨大な山車を「のの字廻し」「そろばん曳き」「小判廻し」という独特は曳きまわしを行い、まわしの上手さに注目が集まります。
のの字廻し
山車には前後合わせて4つの車輪が付いているのですが、進行方向に向かって右前輪の車輪を軸にし、ひらがなの『の』の字を描くようにしながら後輪を数回回転させるのが「曲曳き」になります。
この「曲曳き」は力を集中する配分がとても重要になり、力配分が崩れてしまうと軸がずれうまく円を描けなくなってしまいます。
『のの字廻し』が行われている際は、回転を止めてしまうのは恥とされ、軸を崩さずにゆっくりと回転させながら綺麗な円を描けることが上手いとされています。
出典; Goo ブログ
そろばん曳き
あの巨大な山車をアップテンポなお囃子に合わせて発進させ、所定の位置で急停車させるのが「そろばん曳き」になります。
急停車させたあとは、すぐにお囃子のリズムに合わせて後退し、これを数回繰り返します。
しかし、山車の重さは4tを超えることから、一歩間違えれば大惨事にもなりかねないですよね。
ちなみにこの「そろばん曳き」はそろばんを反対にして前後に転がすことからこのように呼ばれており、そろばんとかけて一歩間違えれば『ご破算』になるという意味からそう呼ばれるようになっています。
小判廻し
最後に紹介するのが「小判廻し」になります。
この「曲曳き」は小判の形のようにゆっくりと楕円形を描きながら山車を曳きまわすのが特徴になっています。
一見、他の二つに比べると簡単そうにも感じるのですが、佐原の狭い道で行うのは非常に難しく高度な熟練技術が要求される曲曳きになります。
佐原の大祭が開催されている3日間は全部で24台の山車が登場し、それぞれの技術を披露するので見応えがあるのは間違いなしです。
さらに日中と夜とではまた違った山車の姿が見れるのもおすすめポイントになっています。
お祭りを見に行かれた方は、こちらも見る価値間違いなしです!
佐原の大祭夏祭り2019のスケジュール
2019年7月12日(金)から3日間に渡って行われる佐原の大祭のスケジュールがこちらになります。
■7月12日(金)
10:00~ 山車乱曳き(10台) 随時 のの字廻し (指定の場所で開催) 随時 佐原囃子と手踊りの披露(お祭りステージ広場) |
■7月14日(土)
10:00~ 山車乱曳き 17:00~ 山車整列完了(10台) 18:00~ 堤灯へ灯入れ 各町総踊り 18:20~ 通し砂切り~のの字廻し 随時 佐原囃子と手踊りの披露(お祭りステージ広場) |
■7月15日(日)
10:00~ 山車乱曳き 11:00頃 神輿の神幸 随時 のの字廻し (任意) 随時 佐原囃子と手踊りの披露(お祭りステージ広場) |
佐原の大祭夏祭りは出店屋台もおすすめ!
祭りの楽しみといえば出店される屋台も外せないですよね♪
佐原の大祭の屋台は八坂神社境内や周辺道路に屋台が出店されています。
ちなみに出店される屋台の数は100店舗以上!
かき氷やたこ焼きなどの定番屋台はもちろん、この地域でしか味わうことのできないご当地屋台も出店されます。
個人的なおすすめとしては、佐原名物の「芋ようかん」や「すずめ焼」などがおすすめですね。
美味しいものが盛りだくさんなので、食べ過ぎには注意してくださいねw
佐原の大祭夏祭り2019のアクセス方法は?
佐原の大祭夏祭りのアクセスについてがこちらになります。
電車 | JR成田線「佐原」駅下車、徒歩10分 |
車 | 東関東自動車道「佐原香取IC」より約10分 東関東自動車道「大栄IC」より約20分 |
高速バス | 【京成バス・千葉交通】 浜松町・東京駅発佐原経由銚子行佐原駅北口 下車 徒歩1分 【関鉄グリーンバス】 東京駅発鉾田駅行佐原駅等で下車 徒歩1分 |
佐原の大祭は電車やバスのアクセルにも便利な場所になっていますので、お酒を飲まれる方は公共交通機関を利用されることをおすすめします。
佐原の大祭夏祭り2019交通規制
さらにお祭りとなると交通規制がかかってしまうのは付きものですが、当然佐原の大祭でも交通規制は行われるようになっています。
こちらが今年(2019年)交通規制図になります。
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※規制時間などについて変更になる可能性がありますので、ご注意ください。
出典;香取市観光サイト
規制時間は10:00〜22:00までで、規制場所は佐原駅南口周辺、諏訪神社周辺、香取街道周辺、その他周辺町内一帯となっています。
お祭りに行かれた方はすでにご存知だと思われるのですが、やはり当日は早めの行動を心がけるのが一番かと思われますので、せっかくのお祭りをゆっくり楽しむためにも時間には余裕を持って行動するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は2018年佐原の大祭夏祭りの駐車場情報や見どころについて紹介しました。
古い町並みと山車のコラボは他の祭りではなかなか感じることのできない本当に素晴らしものとなっています。
さらに2016年11月30日には、ユネスコ無形文化遺産にも登録されたこの佐原の大祭。
気になっている方はぜひ行かれてみてくださいね。