元横綱・日馬富士の暴行事件で問題になっていた貴乃花親方の処分が「役員待遇委員」という処分で決着しています。
果たしてこの処分は、本当に妥当な処分だったのでしょうか?
相撲協会の思いとは・・・。
貴乃花親方の処分が決定
昨年11月に起こっていた元横綱・日馬富士による暴行事件。
【暴行事件】横綱・日馬富士が貴ノ岩にキレた理由が明らかに!これはキレて当然かも・・・。
最近では暴行を受けた際の貴乃花親方の行動について問題視され、その処分についての議論が繰り返されていたのですが、1月4日に行われた臨時理事会でようやく処分が決定しています。
元横綱日馬富士関の暴行事件で、日本相撲協会は4日午前、東京都墨田区の両国国技館で臨時評議員会を開き、昨年秋巡業中に起きた事件の報告を巡業部長として怠るなどした貴乃花親方(45=元横綱、本名花田光司、東京都出身)の理事解任決議を全会一致で承認し、2階級降格処分が決定した。元文部科学副大臣の池坊保子議長が正式発表した。理事解任は初めて。
池坊議長によると、協会から理事解任を伝えられた貴乃花親方は電話で「分かりました」と答えた。
4日に仕事始めを迎えた協会は昨年12月28日の臨時理事会で、貴乃花親方の理事から役員待遇委員への2階級降格処分を決議した。貴乃花親方は、2月に予定されている理事候補選挙への立候補は可能。
出典:日刊スポーツ
今回の貴乃花親方の処分んですが、史上初の2階級降格という処分になっています。
史上初のことですから、一見とても厳しい処分が下ったように思えるのですが、「役員待遇委員」という立場は2月に行われる理事候補選挙に立候補することは可能となります。
さらに、貴乃花親方を支持する人はたくさんいるので、再び理事に返り咲くのは確実という噂も出ています。
処分を下した相撲協会の思い
今回の処分を決定するのに相撲協会もかなり難しかったと思われます。
貴乃花親方のやり方はいつも予測不可能な動きを見せていおり、全くコントロールできない貴乃花親方に対し、最後の方は相撲協会も煙たい存在に思っていたのは間違いないはず。
さらに、理事と巡業部長しての立場だったにも関わらず、貴乃花親方の妨害行為などからして「業務停止」処分という結果にもできるほどものだったようにも思えます。
しかし、結果的に相撲協会が下したのは、2階級降格の「役員待遇委員」という処分…。
相撲協会の本音からすると「業務停止」の考えも浮かんできますが、貴乃花親方は相撲界でもかなりの影響力を持っています。
さらに今回の事件は、暴行を受けた貴ノ岩の親方で被害者側にもなります。
その親方に対して重すぎる処分を下せば、世間からかなりの反発を食らうのは目に見えてと思いますし、逆に甘い処分を下すと他の親方衆に示しがつかないことになります。
その点などを考慮した上で、相撲協会が出した答えが今回の処分結果だったのではないでしょうか。
「役員待遇委員」の処分は妥当なのか?
出典:毎日新聞
貴乃花親方に下った2階級降格の「役員待遇委員」という処分は本当に妥当だったのでしょうか?
元横綱・日馬富士がお酒の席で貴ノ岩に暴力をふるったことが今回の騒動の始まりで、逆に貴乃花親方は被害者でもありました。
しかし、暴行事件が起こった際、貴乃花親方は巡業部長という立場でありながら、事件が起こったことを相撲協会に報告をしていなかったとされています。
さらに、相撲協会の幾度とない聴取要請も拒否…。
出典:サンスポ
これらの行為によって被害者だったはずの貴乃花親方が、今回処分を受けることになっています。
もし、貴乃花親方が事件が起こった際すぐに事実を相撲協会に報告し素直に聴取に協力していれば、ここまで自体が大きくなることはなかったのではないでしょうか?
今回「役員待遇委員」という処分に決定していたのですが、すぐに理事に返り咲ける可能性がある処分なので、個人的には妥当な処分だったように思えます。
以前に八角親方も言われていたように、貴乃花親方の人気などを考慮した結果の処分だったのかもしれませんね。
ネットの反応
予想通りだが、どちらにしてもこのまま貴乃花親方はだまっちゃいないと思う。
これは世論が黙ってない。
相撲協会の解散。
評議委員の全員出席じゃないのに
この決定はおかしい。これから貴乃花親方の逆襲が始まる。
可笑しな現協会。ぬるい!もっと条件をつけるかと思っていた。むこう2~3年理事選立候補禁止とか・・・・・。だって、確かに被害者側の親方とは云う同情すべき点はあるが、これだけ長期間に亘って相撲界を騒がせた責任の一端はあると思う。
では理事長は今回の不祥事の責任を取って辞任でお願いします。
一番ひどい処分が、被害者側に向けられてますね。
初場所というか、相撲を見ません。出典:yahooニュース
貴乃花親方の今回の処分にはさまざまな意見が集まっていましたね。
個人的には2月に予定されている理事候補選挙への立候補やその後の理事選挙の動向が気になります。
今後の相撲界からますます目が離せそうにないですね。
注目したいと思います。