熊本県八代市の例年11月に開催されているお祭りが「八代妙見祭」になります。
祭りでは豪華な作りの山車の他に、あまり見かけることの無い『ガメ』と呼ばれる中国の守り神が登場し祭りを盛り上げます。
今回はそんな屋代妙見祭の日程やスケジュール、見どころの『ガメ』について紹介します。
八代妙見祭とは?
熊本県八代市の八代神社で毎年11月に行われている祭りが『八代妙見祭』になります。
この妙見祭は八代神社の秋の例大祭になるのですが、「長崎諏訪神社おくんち」や「福岡筥崎放生会」と並び、九州三大祭りの一つにも指定されています。
妙見祭が始まったのは今から400年前の江戸時代中期頃から始まったとされており、ユニーク装飾がされた山車や、『ガメ』と呼ばれる亀蛇(きだ)などが登場し祭りを盛り上げます。
さらには、お神輿や笠鉾、獅子や神馬などが登場する豪華な神幸行列なども見どころとなっています。
ユネスコ無形文化遺産にも登録
ユネスコ無形文化遺産とは民俗文化財や口承伝統など無形のものを保護対象とするものになります。
これまで国の重要無形民俗文化財に指定されていた八代妙見祭ですが、2016年にユネスコ無形文化遺産に指定されています。
同じく2016年にユネスコ無形文化財の指定されてのは全国33の祭りが登録されていました。
同じ九州地区の祭りはでは、福岡県の「博多祗園山笠行事」、「戸畑祇園大山笠行事」、佐賀県の「唐津くんちの曳山行事」、大分県の「日田祗園の曳山行事」の4つの祭りが登録されました。
八代妙見祭2018の日程・スケジュールについて
毎年決まった日程で行われている八代妙見祭ですが、2018年の詳細については以下の通り行われることが決定しています。
日程 | 2018年11月22日(木)~11月23日(金) |
時間 | 22日(木) 神幸行列(お下り)・御夜 0:00~17:00 23日(金) 神幸行列(お上り) 6:00~21:00 |
会場 | 八代神社 |
地図 | |
問い合わせ | 八代市文化まちづくり課 0965-33-4533 |
スケジュール
2日間行われる妙見祭のスケジュールはこのように行われます。
月22日(木) 神幸行列(お下り)・御夜
時間 | 行事 | 内容 |
0:00~ | 宮遷式(みやうつし) | 八代神社(御神体を神輿に移す) |
13:00~ | 本宮発輦祭(はつれんさい) | 八代神社 |
13:15~ | 神馬御供奉告祭 | |
14:00~ | 御神幸式お下り | 八代神社 → 塩屋八幡宮 |
17:00~ | 御旅所着輦祭(ちゃくれんさい) | 塩屋八幡宮境内 |
11月23日(金) 神幸行列(お上り)
時間 | 行事 | 内容 |
6:00~ | 飾り馬抽選 | 塩屋八幡宮社務所 |
7:20~ | 御旅所発輦祭(はつれんさい) | 塩屋八幡宮境内 |
7:30~ | 御神幸式お上り | 塩屋八幡宮 → 八代神社 |
妙見祭のメインイベント2日目の23日(金)に集結しており、特にオススメなのが「御神幸式お上り」となります。
御神幸式お上りのタイムスケジュールは下記の通りとなりますので、ぜひお見逃しなく!
神幸行列(お上り)タイムスケジュール
時間 | 内容 |
07:15~ | 塩屋八幡宮前出発準備 |
07:30~ | 塩屋八幡宮前出発 |
08:00~ | 本町通り通過 |
08:30~ | ハーモニーホール・出町公園到着 |
09:00~ | 八代駅前で子ども獅子演舞 |
09:30~ | 八代駅前到着予定(行列本体) |
09:50~ | 八代駅前出発・紹介 |
11:00~ | 八代神社到着予定 |
11:00~12:30 | 宮地小学校グラウンドに笠鉾・亀蛇・木馬・籠を展示 |
12:30~ | 獅子が砥崎の河原で演舞 |
13:00~ | 神幸行列が砥崎の河原へ出発 |
13:10~16:20 (14:30) |
花奴・神馬・亀蛇・飾馬など砥崎の河原で演舞 (獅子・神馬・神輿は中宮へ) |
15:00~ | 笠鉾・亀蛇、市内へ向け出発 |
15:30~ | 獅子・神馬・神輿、中宮を出発 |
16:30~ | 自然解散 |
20:00~21:00 | 本町札の辻で獅子演舞 |
八代妙見祭の見どころは『ガメ』とは?
祭りの見どころが『ガメ』と聞くと一瞬何!?と思われる方も多いと思うのですが、この「ガメ」について簡単に説明すると「ガメラ」のことを指します。
ちなみに体は亀で首が蛇の作りからなっているのこの亀蛇ですが、基本的には木でできており首の長さは約2.5m、甲羅の部分は約3m、重さは200kgになります。
このガメを担ぎ引き回すようになるのですが、首をくるくるとさせながら引き回されるガメがかなり面白い動きになるんです!
このようなガメが妙見祭ではたくさん登場し、転けたり壁にぶつかったりしながら祭りを盛り上げてくれます。
さらにこのガメには、なんと子供ガメまでいるんです!
大きいガメは大人が引き回すようになるのですが、子供ガメはサイズが小さいこともあり子供たちが引き回すようになります。
大人ガメほどの迫力はないですが、小刻みな動きをする子供ガメ必見ポイントとなります。
『ガメ』を見るなら桟敷席で!
八代妙見祭では桟敷席が用意されていますので、見どころのガメを見るのにぴったりな場所となっています。
桟敷席が設定されている場所は八代駅前と砥崎の河原となっており、八代商工会議所に問い合わせて購入するようなっています。
砥崎の河原では神幸行列のクライマックスが直近で見ることができるのでオススメです。
桟敷席の料金は八代駅前で1席2000円、砥崎の河原は1マス6人掛けが15000円〜となっています。
※平成30年度は八代駅舎改築工事のため、八代駅前の桟敷席は設けません。
申し込みなどについては妙見祭の公式HP確認できるようになっていますので、下記のリンクをクリックして確認されてください。
桟敷席の詳細についてはこちら。
八代妙見祭は『山車』も見逃せない!
先ほど妙見祭の見どころで「ガメ」を紹介したのですが、祭りで登場してくる『山車』も見逃せない見どころとなります。
妙見祭での山車は「傘鉾(かさほこ)」と呼ばれており、祭りで登場してくる山車の数は全部で9基になります。
ちなみにこれらの山車を制作するのに、1基1億円はくだらないそうです!
これら9基の山車は1738年、さらに1805年〜1809年前後に製作。
傘鉾には「本蝶蕪(ほんちょうかぶ)」という葉っぱをモチーフにした物や「迦陵頻伽(かりょうびんが)」などといった様々な装飾がされているのも特徴なっています。
それぞれ違ったデザインとモチーフとなっており、それら彫刻などの違いを見ているだけでも十分楽しむことができますのでぜひこちらもお見逃しなく!
八代妙見祭のアクセス方法
八代妙見祭のアクセス方法は下記の通りになります。
電車でのアクセス
出発場所 | 時間 |
新大阪駅より(山陽・九州新幹線) | 最速3時間15分 |
博多駅より(九州新幹線) | 最速47分 |
熊本駅より(九州新幹線) | 最速11分 |
長崎駅より(長崎本線・九州新幹線) | 約2時間10分 |
大分駅より(久大本線・九州新幹線) | 約2時間55分 |
鹿児島中央駅より(九州新幹線) | 最速44分 |
車でのアクセス
福岡ICより(九州自動車道) | 約2時間 |
長崎駅より(長崎自動車道・九州自動車道) | 約2時間30分 |
佐賀ICより(長崎自動車道・九州自動車道) | 約1時間30分 |
大分ICより(大分自動車道・九州自動車道) | 約2時間50分 |
宮崎ICより(九州自動車道) | 約2時間5分 |
鹿児島ICより(九州自動車道) | 約1時間45分 |
飛行機でのアクセス
阿蘇くまもと空港より(空港バス利用) | 約60分 |
妙見祭当日の周辺は混雑が発生しますので、できる限り公共交通機関を利用して会場に向かわれることをオススメします。
八代妙見祭の駐車場について
八代妙見祭では例年臨時駐車場が用意されています。
見えにくい方はこちら。
臨時駐車場として用意される場所は3ヶ所となっており、熊本県八代地域振興局、球磨川河川敷スポーツ公園、日本製紙グラウンド隣、食肉センター跡地となっており、詳細は下記の通りとなります。
熊本県八代地域振興局
住所 | 〒866-0811 熊本県八代市西片町1660 |
駐車台数 | 200台 |
地図 |
球磨川河川敷スポーツ公園
住所 | 〒866-0061 熊本県八代市渡町 渡町1303 |
駐車台数 | 400台 |
地図 |
日本製紙グラウンド隣
住所 | 〒866-0822 熊本県八代市福正元町1 |
駐車台数 | 250台 |
地図 |
食肉センター跡地
住所 | 不明 |
駐車台数 | 400台 |
地図 | 不明 |
各臨時駐車場からはシャトルバス(200円)を利用して会場まで向かうことができますので、そちらを利用されることをオススメします。
八代妙見祭の交通規制はどこ?
八代妙見祭が開催されている期間は下記の場所で交通規制が行われます。
見えにくい方はこちら。
この他に加えて、塩屋八幡宮付近の建馬町交差点~本町アーケード方面が車両進入禁止、本町付近の本町アーケード街内への車両進入禁止などの規制が行われます。
交通規制に伴い混雑が発生しますので、付近を通行される場合は注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は熊本の八代神社で行われている屋代妙見祭について紹介させてもらいました。
九州三大祭りだけあって見どころたくさんの妙見祭ですので、気になった方はぜひ祭りに参加されてみてくださいね♪