今年から将棋の8大タイトルに新たに加わった叡王戦本戦トーナメント。
この大会に藤井聡太四段が出場されていたのですが、まさかの一回戦敗退という結果に終わっています。
デビュー当時の破竹の29連勝の強さは一体どこへ…。
藤井四段まさかの一回戦負け
出典:日刊スポーツ
将棋の中学生棋士でもある藤井聡太四段が、12月23日に行われた叡王戦(えいおうせん)本戦トーナメントに出場。
しかしまさかの一回戦負けという結果に終わっています。
将棋界最多の29連勝を達成した最年少棋士、藤井聡太四段(15)は23日に東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われた第3期叡王戦本戦トーナメント1回戦で、順位戦A級に在籍する深浦康市九段(45)に敗れ、ベスト8進出はならなかった。
藤井四段は15日の第11回朝日杯将棋オープン戦2次予選で公式戦で初めてA級棋士の屋敷伸之九段(45)に勝利していた。藤井四段の公式戦通算成績は54勝10敗。
出典:産経ニュース
今回の「叡王戦(えいおうせん)」は竜王戦や名人戦などの8大タイトルに今年から新たに加わったタイトル戦だっただけに、初代タイトル保持者が誰になるのか非常に注目が集まっていました。
さらに今回負けてしまった深浦康市九段との対局は、この春に非公式戦ではあるが勝利を収めていた藤井四段。
そのことがあって世間からかなりの注目が集まっていたのですが、残念な結果に終わってしまいましたね。
深浦九段も順位戦でA級に在籍するトップ棋士ですので、そう簡単には勝たせまいと意地を見つけたのかもしれませんね。
デビュー当初の勢いがなくなった!?
出典:毎日新聞
将棋のプロビューから将棋の最多記録と最年少記録を塗り替える29連勝という記録を達成した藤井四段。
しかし、最近はその時ほどの報道はされなくなりましたよね。
一部ではデビュー当時の強さがなくなったとの声も上がっていたのですが、藤井四段も人間ですので調子がいい時もあれば悪い時もありますよね。
でも実際に成績を見てみると、通算54勝10敗という結果ですから全くその強さは衰えていない!
プロ棋士デビューを果たしてからまだ1年ほどしか経過していませんし、現在所属している順位戦はC級の2組。
それを思うと通算成績が54勝10敗というのはとても素晴らしい成績ですよね。
最速A級棋士にも期待
出典:NEWSポストセブン
将棋の最多記録の29勝を達成している藤井四段ですが、この記録が破られたのは実に62年ぶりとのことなので、次はどんな記録を塗り替えるのか期待してしまいます。
将棋界はいろいろなタイトルがありますが、個人的には最速で順位戦A級になる姿が見てみたいです。
ちなみに順位戦とは、簡単に言えばランクごとに分けられて戦うリーグ戦のこと。
出典:なないろDiary
ランクは左から順に「C2→C1→B2→B1→A」という順番A級が最も高いランクになります。
藤井四段はプロになりたてですので、現在は一番下のC2に所属しています。
C2級は50人もの棋士がいる中で、現在の藤井四段は12月14日現在で7勝0敗と全勝を保っています。
昇格できるのは年に一度で各組2〜3人しかいないということですから、非常に狭き門ですし、仮に最短でA組みに昇格できたとしても5年から6年はかかってしまいます。
ちなみに今までにデビューから4年連続で昇格し、最短でA級になった棋士はこれまでに二人だけ・・・。
加藤一二三九段
中原誠・十六世名人
出典:朝日新聞デジタル
だけだそうです。
最近、史上初の「永世七冠」になったあの羽生善治さんでもA級に昇格するのに7年もかかっていますので、藤井四段にはぜひともその記録を狙っていってもらいたいものですね。
ネットの反応
それでもまだまだ凄い勝率。
やっぱり聡太くんの課題は時間の使い方。
この間の朝日杯では上手に使ってた。
だから松尾さんにも勝てたと思う。
課題はわかってるだろうから、それをいかに克服できるか、頑張ってください!今後の課題として時間配分があるね。粘りと受けの信条の深浦さんの面目躍如であったそうな。
まだ若い。まだまだこれから頑張ってもらいたい。
中学生でこの場でいられるだけでも大したもの。
それに負けは負けだが完敗でもない。
始まったばかりの長い棋士生活。プレッシャーに負けず、焦らず頑張ってください。
高校生でのタイトルを期待しています。
やはりみなさんがおっしゃられているように、藤井四段の現在の課題は時間配分などの経験の部分なのかもしれませんね。
しかし、プロデビューされてまだ日が浅いですし、これからさらにいろいろな方との対局が増えると思われますので、さらなる進化が期待できそうですね。
ますます今後の活躍が楽しみになってきそうですね。
今後の彼の活躍に注目していきましょう!